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2025/5/19 18:00

Android 16、配達アプリなどのリアルタイム通知機能を標準化。iPhoneに対抗?

Googleは、次期モバイルOS「Android 16」を正式に発表しました。新しいデザイン言語「Material 3 Expressive」に基づき、数多くの新機能が導入されています。その中でも特に注目されているのが、「Live Updates」と呼ばれるリアルタイム通知機能です。

↑Image:Google。リアルタイム通知に加え、「デバイスを探す」関連の機能も強化されるとのことです。

 

Live Updatesは、配達やライドシェア、ナビゲーションアプリなどの進行状況を、ロック画面やホーム画面にリアルタイムで表示する機能です。Googleは、Uber Eatsなどの注文状況や移動中の情報を、画面上の“チップ”として表示し、タップすると詳細が確認できると説明しています。

 

この機能は、iPhoneの「ライブアクティビティ」に似ており、iOSでの便利な体験をAndroidにもたらすものといえるでしょう。これまで一部のアプリが独自に実装していたリアルタイム通知を、OSレベルで標準化したことで、より多くのユーザーが恩恵を受けられるようになります。

 

Live Updatesは、まずAndroid 16のベータ版で提供され、Pixelシリーズを皮切りに今後広く展開される予定です。

 

また、Googleは「デバイスを探す」アプリの名称を「Find Hub」に変更し、機能も強化しました。スマートフォンやタブレットに加え、BluetoothタグやUWBタグ、さらに大切な人の帰宅確認といった機能にも対応予定です。AndroidとiPhoneの両プラットフォームともに、ますます便利となりそうです。

 

 Source :Google Blog,Android Authority