Amazonでは、普通のショッピングと感覚でスタートアップ企業の画期的なアイテムが買えるサービスをスタートさせています! そのサービスの名は「Amazon Launchpad」。特設ストアを見ているだけでも楽しい同サービスの魅力を、担当者のセラーサービス事業本部 Amazon Launchpad シニアカントリープログラムマネージャー 徳永裕之さんに聞きました。
Amazon Launchpadとは?
国内外のスタートアップ企業の斬新な商品を紹介し、支援するプログラム。販売や物流をAmazonがサポートし、スムーズに売買できます。特設ストアでは写真や動画で商品の実用例も確認可能。
「紛失防止のIoTタグに留守番用ロボットなど先進商品がAmazonに集まっています」(徳永さん)
―まずは簡単にコンセプトや狙いを教えて下さい。
徳永さん お客様に対しては、革新的な商品がアマゾン ローンチパッドストアで、ワンストップで見つけられ、お買い求めいただける、というのがひとつのコンセプトですね。一方、スタートアップ企業のみなさんには事業成長を加速させるプログラムを提供するという意味合いがあります。
―クラウドファンディングのサイトとはどう違うのでしょうか?
徳永さん スタートアップ企業に対して私たちが支援するのはお金ではなく、アマゾンが得意な集客と物流です。素晴らしい商品でも、多くのお客様にご覧頂き、購入して下さった方たちの手元まで商品を届けるのは非常に手間と時間がかかります。このプログラムは、当社の倉庫に商品をポンと入れていただけば、後はおまかせください、というものです。
―注目が集まっている商品は?
徳永さん 例えばオープンエアのヘッドホンですね。通常ヘッドホンは密閉型ですが、この商品はフレームがオープンになっていて、長時間着けていても疲れにくい。ほかにはMAMORIOさんのIoTタグ。失くしそうな物に付けておくと、スマホですぐに発見でき便利です。スマホのアプリと連動し、留守番をしているお子さんと円滑にコミュニケーションが取れるロボット・BOCCOちゃんも話題の商品です。
―特設ストアには、動画での説明もあってわかりやすいですね。
徳永さん 商品の下に「動画を見る」というボタンがあって、ワンクリックですぐに使用シーンを見られるようにしています。
―今後の目標を教えて下さい。
徳永さん ウィンドウショッピングのように「こんなものがあるんだ!」と楽しみながらサイトをチェックしていただいて、アマゾンを使う目的が少しでも広がってくれればいいなと思っています。
Amazon Launchpadが分かるQ&A
Q:どんなジャンルの商品が多い?
A:「ヘッドホンやスマートウオッチなどのガジェット系のほか、スマホで操作できる乾電池などのIoT関連の商品も多いですね。価格帯は4000円から2万円くらいが中心です」(徳永さん)
Q:海外のアイデア商品も買える?
A:「世界中のいいものを買えるように、韓国や中国、欧米の商品も取り揃えています。例えばMars by crazybabyはデザイン、音、使い勝手にも妥協がないユニークな商品です」(徳永さん)
Q:今後注目の商品は?
A:「海外では、完全栄養食のような新しい食品をスタートアップが手掛けることもあります。今後、日本でも常温保管できる食品であればぜひ取り扱ってみたいと思っています」(徳永さん)
【Amazon Launchpadの注目アイテム】
腕につけて遊ぶ体感型おもちゃ!
Moff
Moff Band
実売価格5616円
ブレスレット型スマートおもちゃ。腕を振ることで、Bluetooth接続したスマホアプリを通じて体感型「パックマン」や音楽演奏が楽しめます。
自宅のドアをスマホでキーレス化
Qrio
Qrio Smart Lock
オープン価格
ドアロックに取り付けて、スマホでカギの開閉ができるデバイス。SNSで簡単に合鍵のシェアも可能だ。オートロック機能や利用履歴の閲覧機能も搭載しています。
スマホへの通知を音声でチェック!
Nain
APlay NA1L
実売価格6480円
音楽はもちろん、スマホへの通知を音声で教えてくれるワイヤレスイヤホン。TwitterやLINEのメッセージ、路線情報などを音声で読み上げます。
留守番する家族と楽しくやりとり!
ユカイ工学
BOCCO
実売価格3万1280円
スマホで送った文字をかわいい声で読み上げてくれるロボット。ドアの開閉をこのBOCCO経由で外出先のスマホに通知する機能も搭載しています。
【この人に話を聞きました】
セラーサービス事業本部 Amazon Launchpadシニアカントリープログラムマネージャー
徳永裕之さん
スタートアップ企業への提案、コンテンツの拡充、マーケティングサポートなど本事業の中心的役割を担っています。