モトローラ・モビリティ・ジャパンは、同社のSIMフリースマホの最新モデル「Moto X4」を発売しました。価格は5万3800円。本記事では、現在の海外製SIMフリースマホで、最も注目を浴びる価格帯に投入された本機の気になる点をレビュー。さらに、いよいよ磐石のラインナップになりつつある、モトローラスマホの展望と同時発表された拡張デバイスについて、同社の代表取締役にも話を聞いてきました。
ミドルレンジとはいえ文句ナシのハイスペックを搭載
Moto X4は同社がリリースするSIMフリースマホ「Moto」シリーズの最新モデルで、上位機種には「Moto Z」ファミリー、下位機種には「Moto G」ファミリーがラインナップされています。ミドルハイグレードに位置する本モデルは、5.2インチのフルHD液晶を搭載するほか、デザイン性に優れるガラスとメタル素材を組み合わせたボディで、防塵防水性能を備えたバランスの良いスペックが魅力です。
また、DSDS(デュアルSIM、デュアルスタンバイ)機能を搭載し、多様化する格安SIMや海外での使用など、通信面でのニーズにも応える仕様になっています。
注目は多機能なカメラ。1200万画素と800万画素のデュアルカメラを搭載し、深度情報を保存してあとからフォーカス位置を変更する「セレクティブ・フォーカス」やモノクロ画像の一部をカラー化する「スポットカラー」機能など、画質だけでなくエンタテインメント性にもこだわりをみせています。
【SPEC】
サイズ/質量:約W73.4×H148.4×D7.99㎜/約163g
ディスプレイ:5.2インチLTPS IPS液晶 CORNING GORILLA GLAS(1920×1080ドット、424 ppi)
OS:Android 7.1.1
CPU:オクタコア(クアッド2.2 Qualcomm Snapdragon 630)
バッテリー:3000mAh
メモリ:RAM 4GB、ROM64GB
Moto Z用の新型Moto Modsも2モデル発表
上位シリーズ「Moto Z」のモデルに装着できる拡張デバイスも新モデルが多数投入されました。4K画質での360度撮影が可能なカメラと、ゲームアプリを堪能するゲームパッドです。
モトローラの偉い人にMoto X4とMoto Modsについて聞いてみた
Moto X4の発表にともない、モトローラ・モビリティ・ジャパン株式会社の代表取締役社長ダニー・アダモポーロス氏にMoto X4やMoto Modsの今後について話が聞けました。
—Motoシリーズには「G」と「Z」がありますが、今回の「X4」はどういう位置づけになりますか?
ダニー氏:低価格なエントリーモデルの「Moto Gファミリー」、最先端技術を集結した「Moto Z」ファミリー、「Moto X」ファミリーはその中間的位置づけになります。また、デザイン性を重視しているのもXファミリーの特徴の1つとなっています。
—ライバル機との差別化はどのようにとっていますか?
ダニー氏:モトローラのスマホはユーザーに長くつかってもらうことを前提にしています。X4にはAndoroid 7.1.1が搭載されていますが、今後も可能な限りアップデートを続けて行く予定です。
—Moto Modsの中で一番人気あるのは?
ダニー氏:日本市場では「ハッセルブラッド True Zoom」です。海外ではバッテリーだったり、スピーカーだったりします。
—そのハッセルブラッドですが次期モデルを待望する声がありますが?
ダニー氏:評価を頂いていることは聞いています。ただ、次期モデルについてはまだ発表できる段階ではありません。
—個人的に1インチセンサーを搭載したカメラModsを待望しているのですが!
ダニー氏:承っておきます。ですが、まだ何も言えません(笑)
今回は、簡単なインタビューでしたが非常に気さくなダニー氏が率いるモトローラ。今後もユニークな端末がリリースされる期待が膨らみます。