ブラザー工業は、専用のスマホアプリでラベルが作成できるラベルライター「P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)」の新モデル「PT-P710BT」を2月中旬に発売します。従来モデルが対応する最大テープ幅12mmに、太めの24mm幅が新たに加わることで、デザインの幅がさらに広がっていることが特徴。実売予想価格は1万2500円(税抜)です。
スマホで接続して簡単に印刷
P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)は、おしゃれなラベルシールを作れるラベルライター。ラベルライターといえば、小さなキーボードが付いた事務用品のイメージが強いですが、ピータッチキューブにはキーボードがありません。
今回発表されたPT-P710BTは、2016年10月より販売しているPT-P300BTの上位モデルとなります。本体サイズは128×67×128mmで、重さは約640g。従来モデルよりひとまわり大きくなりました。カラバリはホワイトのみです。
使い方は簡単で、印刷したいラベルを本体にセットして、スマホで専用アプリを開きます。Bluetoothで本体に接続すれば準備完了。テンプレートから印刷したいデザインを選び、文字を入力して「印刷」をタップすると印刷が開始されます。
最大24mm幅だから文字が見やすい
「PT-P710BT」のいちばんの進化点は、対応するテープの太さが12mmに加えて、24mmにも対応したことです。
従来の12mm幅では、ラベルの文字が見づらいなど、デザインや文字の見やすさに課題がありましたが、ラベル幅が太くなったことで、文字がぐっと見やすくなっています。
さらに、従来は「整理収納」「書類整理」「ネーミング」「ギフトラッピング」の4つのカテゴリのテンプレートに加え、ロゴや画像などを挿入できる「ショップラベル」と、QRコードを添付できる「シェアラベル」のカテゴリが追加されました。「ショップラベル」では、家庭だけでなく小売店でも活用しやすくなり、「シェアラベル」では、画像や動画を友人や家族と共有して楽しむことができるようになります。
QRコードに対応でいつでも簡単にシェアが可能
新しく対応した「シェアラベル」とは、印刷されたQRコードを読み込むことで、紐づけされているURLや画像、動画をスマホで見られるラベルです。
例えば、結婚式のあとに、その日に撮影した写真や動画を紐づけたQRコードを新郎新婦に渡すのもよさそうです。作る手間はそこそこに、もらうとうれしいちょっとしたプレゼントになります。
おしゃれラベルの活用方法を紹介
続いて、“収納”“カフェ”“美容系サロン”などジャンルの異なる4人のプロが登壇し、実際にピータッチキューブを使用した活用例を紹介しました。衣装ケースや調味料、お菓子のラッピングにラベルを貼るなど、ラベルひとつにこだわるだけで、インスタ映えにも繋がりそうです。
登壇したのは、整理収納アドバイザーの小林尚子さん、佐奈栄学園カフェズ・キッチン 学園長の富田佐奈栄さん、uka 恵比寿三越店 リードヘアスタイリストの宮城亜耶乃さん、ブラザー工業 ラベリング&モバイルソリューションズ事業 事業企画部商品企画グループ 伊藤みずえさんの4人。
市場としては年々減少傾向にあるラベルライターですが、従来のイメージを覆したオシャレなラベルが作成できる「ピータッチキューブ」は、これまでにない新たな市場を開拓してヒットしました。24mmの太ラベルに対応した新モデルの登場で、さらに活躍の場が広がりそうです。