アップルが今年の秋にiOS 12をリリースした際に、電子書籍サービスのアプリ「iBooks」を「Apple Books」へリニューアルしました。大幅に刷新されたユーザーインターフェイスや機能の活用方法、クリスマスプレゼントにも最適な電子書籍ギフトの贈り方などをご紹介したいと思います。
iBooksから進化したApple Books、4つの「ココがイケてる」
Apple BooksはiOS 12を搭載するiPhoneやiPadで楽しめる電子書籍アプリです。お気に入りの本を並べた本棚をポケットやバッグの中に入れて、いつでも好きな時に読みたい本のページを開けるという、「本の虫」には願ったりかなったりの欲張りな使い方ができます。
アプリを立ち上げると最初に「今すぐ読む」のページが開きます。ホーム画面的な役割を担うこのページには、ユーザーが購入した電子書籍のほか、お気に入りをマークした「これから読みたい作品」などが並んでいます。
【ココがイケてる1】自動で好みの本をレコメンドする「For You」
音楽配信のApple Musicでもおなじみ「For You」のリストには、アプリが学習したユーザーの好みに近そうな作品が自動的に集まります。アプリでの購入履歴やブックストアの作品情報をみて「コレクションに追加」や「ラブ」の履歴を判断しながら、For Youとしてレコメンドをしてくれるようです。
「ブックストア」のページからは電子書籍が購入できます。Apple Booksで販売されている電子書籍の商品点数については公にされていませんが、文学書からマンガ、雑誌やオーディオブックも含めて品揃えは充実していると思います。Apple Booksでしか見つけられない独占配信のコンテンツも見つかることがあるので要チェックです。
ほかにもアプリ画面の下には「ライブラリ」に「オーディオブック」「検索」を合わせた5種類のグローバルメニューが常時並んでいます。
【ココがイケてる2】さまざまな一覧をみて読書活動が捗る「ライブラリ」
「ライブラリ」のページを開きトップにある「コレクション」を選択すると、気になる作品としてコレクションに追加した「読みたい」タイトルから、購入した本が並ぶ本棚代わりの「ブック」など一望できます。
筆者は仕事の資料であるPDFファイルもよくApple Booksに放り込んで管理するので「PDF」だけをまとめて抜き出せる機能がとても重宝しています。「読書済み」のメニューを開くと、これまでに読了した書籍がタイムライン上に並んで表示されます。時々振り返ってみると充実感がこみ上げてきます。
【ココがイケてる3】子どもの寝かしつけから時短学習にも使える「オーディオブック」
「オーディオブック」はコンテンツを音声で読み上げてくれる電子書籍です。ベッドで我が子を寝かし付ける時に最強の味方です。ビジネス英会話など、大人の実用書としても価値あるコンテンツがここにも続々と増えています。
【ココがイケてる4】「ブックストア」をさらに便利に楽しめる「エディターのおすすめ」
「ブックストア」はレコメンドの機能がとても使いやすくなりました。アップルの専任キュレーターによるハンドレコメンデーションサービス「エディターのおすすめ」は要注目です。「読み始めたら止まらない冒険譚」「美しいマンガ10選」など、見出しで惹きつけられるレコメンデーションのリストには、さまざまな電子書籍化されたタイトルが並んでいます。
もうお気に入りの作品は読み尽くしてしまい、新しい本との出会いに飢えているという方はぜひのぞいてみてください。