デジタル
2019/3/15 17:00

2020年に向けてオープンした世界最大級のショールーム「Galaxy Harajuku」、一言では表せないその全貌と見どころは?

東京オリンピック開幕まで500日という3月12日、東京・原宿に「Galaxy Harakuju」がオープンしました。サムスン電子いわく「世界最大級の常設型ショーケース」とのことですが、実際には、ひと言では表しにくい施設です。Galaxy製品のショールームでもあり、ざまざまな体験ができるアトラクション施設でもあり、ショップでもあり、サポートセンターでもある、といった複合的な施設です。

 

↑オープニングセレモニーには、サムスン電子CEO兼ITモバイルコミュニケーション部門社長のコ・ドンジン氏(中央)らが登場

 

オープニングセレモニーの取材に行った筆者は、いち早く館内の見学させていただきましたが、いや〜、ここ、かなり楽しいです。Galaxyのユーザーも、そうではない人も入ってみるべきです。原宿の新名所になりそうな予感がします。では、さっそく館内を紹介しますね。

 

日本未発売のGalaxy S10や、折りたためるスマホ「Galaxy Fold」も展示

Galaxy Harajukuは、地上6階と地下1階の7フロアで構成されています。1階には、Galaxyの最新モデルを展示。また、さまざまなイベントが開催されるスペースもあります。

 

↑1階にあるイベントスペース。L字型に巨大ディスプレイが設置されている

 

現在は、グローバルで販売が開始されたばかりのGalaxy S10シリーズが展示されいます。おそらく、ドコモやauが夏モデルとして発売すると思われますが、いち早く、その先進的な性能を試すことができます。

 

↑今夏、日本でも発売されるであろう「Galaxy S10」シリーズのグローバル版を展示

 

↑6.4インチの有機ELディスプレイを搭載する「Galaxy S10+」。背面には16メガ(超広角)+12メガ(広角)+12メガ(望遠)のトリプルレンズカメラを搭載

 

また、ショーケースに入っているため、触ることはできませんが、海外では4月26日から発売される「Galaxy Fold」も展示されています。これからのトレンドになりそうな、ディスプレイを折りたためるスマホです。Galaxy Foldが常設展示されるのは、世界でここが初めてとのこと。

 

↑注目の「Galaxy Fold」は、このようにショーケースに収めて展示されている

 

↑開くと7.3インチの大画面を利用できる「Galaxy Fold」。背面にも4.6インチのディスプレイを備える

 

子どもが遊べるコーナーやのんびりできそうなカフェも

2階に上がると、子どもがGalaxyとロボットで遊べるコーナーがあり、さらに広々としてカフェがあります。ここが商業ビルが密集する明治通り沿いであることを忘れそうな、オープンエアーのテラス席もあります。Galaxy Harajukuの外観からは、まさかこんなスペースがあるとは想像しにくいので、しばらくは知る人ぞ知る穴場になるかもしれません。

 

↑Galaxy Note9でロボット玩具を操作できるキッズコーナー

 

↑自由にのんびりくつろげるスペースも

 

↑カフェではオリジナルのドリンクやスイーツを楽しめる

 

↑インスタ映えするメニューが充実

 

↑街の喧騒を忘れられるテラス席は、原宿の穴場になりそうな予感

 

さらに階上に上がりましょう。3階には、Galaxyとオリンピックの歴史を振り返る展示があります。サムスンは1998年に開催された長野オリンピックから、ワールドワイドのオリンピックパートナーを務めています。ここが3月12日にオープンしたのも、来年開催される東京オリンピックまで500日というタイミングだったからです。来年には、新しい展示物が増えるかもしれませんね。期待しましょう。

 

↑オリンピックの歴史を振り返る展示は必見

 

↑実際に聖火リレーに使われたトーチなども間近で見られる

 

↑Galaxyの組み立て工程を見られる展示も

 

4階〜6階はアミューズメントパークさながらの楽しさ

個人的に、特にオススメしたいのは4階から6階。テーマパークやゲームセンターにいるかのような体験を、すべて無料で楽しめるんです。“アミューズメントゾーン” と呼んでもいいでしょう。

 

4階で、ぜひとも体験してほしいのが「Social Galaxy」という空間。入り口で、自分のInstagramのアカウントを登録すると、万華鏡のような空間に入り、壁面いっぱいに自分が投稿した写真が表示されるという体験ができます。カップルや家族で体験しても、盛り上がること請け合いです。

 

↑湾曲したディスプレイの壁と鏡によって、自分がIndtagramに投稿した写真で囲まれる趣向

 

↑VRヘッドセット「Gear VR」を装着して、サッカーのペナルティキックを2人で対戦できるアトラクションも楽しそう

 

↑Galaxyによるスーパースローモーション撮影を体験。いろいろな角度から同時に撮るという、自分ではできない撮影を試せる

 

5階では、最新のVRの臨場感を堪能できます。最大3人で仮想空間でのスピードレースを楽しめる「Racing VR」と、24人で同時に4Dの映像を楽しめる「4D Thater」の2つのアトラクションが常設。こうしたアトラクションは、新製品発売時のイベント、サムスンが出展する国際的な展示会などでも見かけますが、一度にこれだけの人数が体験できることはなかったように思います。

 

↑VRヘッドセットと動くマシンで、スピードレースを体感できる「Racing VR」

 

↑24人で同時に見られる「4D Thater」

 

6階では、さらに6つの体験ができるようになっています。Gear VRを装着して楽しむ「Skeleton VR」は、実際に体験させていただきました。スケルトンとは、小さなそりの乗って、氷のトラックを滑走するウィンタースポーツ。ここでは、マッサージ用のベッドみたいな台にうつ伏せなって乗るのですが、目の中には時速140km以上の滑走で見える世界が広がり、台も動くので、臨場感も満点でした。

 

↑この台にうつ伏せになって楽しめる「Skeleton VR」

 

↑Galaxyでレーシングカーを操作し、着順を競う「RC Car Challenge」

 

↑スローモーションビデオを撮って、デコレーションを楽しめるコーナーも。撮影した画像はQRコードで読み取って持ち帰れる

 

最短60分の修理サポートは、グローバルモデルも対応予定

地下1階には、Galaxyを購入できるショップがあります。現在、Galaxyのスマホは、ドコモとauが取り扱っていますが、どちらも購入可能。さらに、現在、Galaxy製品を使っている人が修理を依頼することもできます。ここで修理が行われるため、最短で60分程度の待ち時間で、修理済みの製品を受け取れるとのこと。

 

↑地下1階では、現在発売中のGalaxyを手に取って試すことができ、購入もできる

 

↑日本国内向けモデルの即日修理にも対応

 

原宿って、多くの外国人が訪れる街ですよね。6月を目処に、グローバルモデルの修理にも対応できるように準備を進めているそうです。東京オリンピックが開催される2020年は、さらに訪日外国人が増えるでしょう。Galaxyを使っている外国人の友達が日本に来た場合は、Galaxy Harakujuという便利な場所があることを教えてあげてくださいね。

 

↑Galaxy Harakujuでしか買えないオリジナルグッズも販売

 

↑外観(ファザード)のデザインは、世界的に活躍するデザイナー・吉岡徳仁さんが手がけた。1000台以上のGalaxy Note9による電飾は、夜には、このように輝く