ThinkPad X1シリーズに新型2機種が登場
レノボからThinkPad X1シリーズの2019年モデル、「ThinkPad X1 Carbon(エックスワン・カーボン)」価格23万3000円(税別)や、「ThinkPad X1 Yoga(エックスワン・ヨガ)」価格24万6000円(税別)が発表されました。
今回発表されたThinkPad X1シリーズは、13型サイズの筐体に14型ディスプレイを搭載し、さらに前世代より筐体が薄くなりました。ノートPCでも快適にオンライン会議が行えるよう、ディスプレイ上部のべゼル部分に4つの360度全方位マイクを搭載し、4メートル先の音声もクリアに集音。スピーカーはキーボード面にツイーター、筐体底面にウーハーをそれぞれ2つ配置。Dolby Atmosのスピーカーシステムを採用し、臨場感のあるサウンドが出ます。
オンライン会議において、より打合わせがしやすくなるよう、聴こえやすい音声を届けられるよう強化。その他、セキュリティ面ではディスプレイの「のぞき見」を防止するThinkPad Privacy Guardの搭載モデルも選択可能。また、IRカメラにも対応した開閉式のカメラバーThinkShutterが標準搭載しています。
X1 Carbonは、わずか14.95mmの薄さで、1.09kgのスリムで軽量なボディを採用。高い品質も担保していて、粉塵、高温、低温、水、湿気、カビなど悪状況でのテストにクリアし、すぐれた耐久力を発揮します。カーボン柄の天板を採用した4Kディスプレイモデルも選べます。
一方のX1 Yogaは、タブレットモードやテントモードなど天面を回転させることで、作業、プレゼンテーション、コミュニケーション、閲覧のそれぞれに適した使い分けができます。充電式タッチペンの ThinkPad Pen Proで、メモを取ったり、ドキュメントに署名したり、スケッチしたりできます。
■ThinkPad X1 Carbon
SPEC●ディスプレイ:14.0型●CPU:Intel Core i7プロセッサー/Intel Core i5プロセッサー●解像度:3840×2160(14.0型 HDR 4K IPS液晶)/2560×1440(14.0型 WQHD IPS液晶)/1920×1080(14.0型 FHD IPS液晶)●メモリ:最大16GB●ストレージ:最大2TB SSD●バッテリー持続時間:最大約18.9時間●端子:USB Type-C 3.1×2、USB3.1×2、HDMI、マイクロフォン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、イーサネット拡張コネクター2●サイズ/質量:W323×H14.95×D217mm/1.09kg~
■ThinkPad X1 Yoga
SPEC●ディスプレイ:14.0型●CPU:Intel Core i7プロセッサー/Intel Core i5プロセッサー●解像度:3840×2160(14.0型 HDR 4K IPS液晶)/2560×1440(14.0型 WQHD IPS液晶)/1920×1080(14.0型 FHD IPS液晶)●メモリ:最大16GB●ストレージ:最大2TB SSD●バッテリー持続時間:最大約19時間●端子:USB Type-C 3.1×2、USB3.1×2、HDMI、マイクロフォン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、イーサネット拡張コネクター2●サイズ/質量:W323×H15.5×D218mm/1.36kg~
働き方改革の推進に向けたレノボの取り組み
時代の変化とともにPCの役割が変わってきています。今回、発表されたThinkPad X1シリーズは、オンライン会議機能を追求し、働き方改革の推進をサポートする一台。オンライン会議や共同編集、ビデオプレゼンテーションなど、コラボレーションツールとしての側面が強くなっているとレノボ・ジャパンは説明します。そして、同社が推進しているのがテレワーク。そもそもテレワークとは、情報通信技術を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。
その最たる事例が下の写真になります。レノボグループ4社は、2020年夏の東京オリンピックに合わせ、2020年7月23日〜8月10日までの19日間で2日の「スポーツ応援特別休暇」を実施し、期間中4連休2回、3連休1回の勤務。さらに、残る8営業日については原則として社員は全員自宅などからテレワークをする「全社一斉テレワーク」を実施することも発表。このプログラムによりレノボ関連4社勤務の約2000人が19日間オフィスに通勤しなくなると言います。
そのテレワークに貢献する、他の2製品も紹介。14型モバイルディスプレイ「ThinkVision M14」は、ノートPCのディスプレイでは作業スペースが狭いと感じるディスプレイを広げてくれるマルチモニター。薄型、軽量、コンパクトで気軽に持ち運べて活躍してくれる製品。
「ThinkSmart Hub 500 for Zoom Rooms」は、シンプルな操作でZoom Roomsを利用したオンライン会議が行えるオールインワン端末です。360度集音マイク、高音質なスピーカーで、オンライン会議をクリアな音声で行えます。
今後は在宅勤務、外出先、オフィス勤務と3種類の場所をまたいだ働き方が浸透していくと、ノートPCの持ち運びは必須。今回発表されたThinkPad X1シリーズは、前モデルから軽量化されて、ボディも薄くカバンに入りやすく、さらに利便性が高くなりました。時間の有効活用ができ、効率的に業務を上げれられるであろうテレワークに貢献できる1台です。フレキシブルなライフスタイル、ワークスタイルを選ぶ手段としての期待は大きいでしょう。
【フォトギャラリー】※GetNavi web本サイトにて写真は見られます。