エブリオGZ-R300は、光学40倍ズームなど高い基本性能を備えつつ、防水/防塵/耐衝撃/耐低温にも対応のオールウェザームービー。さらに約5時間もの連続撮影を実現している。そのスタミナとタフさを確かめるべく、日帰りのスキー旅行で試用してみた!
↑カラバリは3種類。左からオレンジ(D)、ブラウン(T)、ホワイト(W)
使った人
本誌ビデオカメラ担当
小林利行
昨シーズン、息子をスキー場デビューさせるも悪天候でビデオ撮影ができなかったのが心残り。今シーズンは「GZ-R300で撮る!」と意気込む親バカ。
アクションカムのタフさを備えた完全無欠のビデオカメラ!(小林)
スキー旅行を映像で残したい。そう願う人は多いが、ビデオカメラは水や低温に弱く、しかもスキーは転んだり落としたりする可能性があるため、実行に移しにくい。だが、エブリオGZ-R300は5m防水やマイナス10℃の耐低温性能、1.5mの耐衝撃性能を備えた全天候ムービー。躊躇なくスキー場に持って行ける。
タフネス性能に目を奪われがちだが、今回の試用で実感したのが、基本性能の高さ。光学40倍/ダイナミック60倍ズームで、離れた場所にいる友人の顔をアップで写したり、見晴らしのよい風景をワイドで撮影したりできた。しかも、「パワードアクティブモード搭載手ブレ補正」機能が強力にブレを抑制。見やすい映像が撮れる。これらはアウトドアだけでなく、入学式や運動会などでも重宝する。
また、操作のしやすさも見逃せない。メニューなどは「デカ文字」表示で見やすく、グローブをしたままタッチ操作も行える。すぐに指がかじかむ雪山では大きな魅力だ。ズームレバーも手前を押せばワイド、奥を押せばアップと直感的に操作でき、扱いやすい。
使い勝手のよいフルHDムービーに、アクションカムのタフさをプラスした本機は、まさに「完全無欠のビデオカメラ」だ!
使ってみたら、スゴかった。
約5時間連続撮影可能な長持ち内蔵バッテリーで安心!
クルマでスキー場に向かうところから様々なシーンを撮影。バッテリーの目盛はなかなか減らず、途中から電池の減りを意識することがなくなった。気温の低いスキー場でも減りが早くなることはなかった。
防水/耐衝撃/耐低温で冬のスポーツシーンもOK!
一般的なフルHDムービーは水、低温、衝撃が大敵。一方、アクションカムはタフだがズーム性能や手ブレ補正機能が弱い。双方の弱点を克服したGZ-R300は、冬のレジャーシーンを撮影するのに最適だ。
さらに防塵性能も備え、アクティブに撮れる!
GZ-R300は防塵性能を備え、赤ちゃんの撮影時にベビーパウダーがかかっても大丈夫とのこと。スキー場の帰りに寄った「そば打ち体験」の様子を撮影したが、粉や水を気にすることなく、使用することができた。
結論!
見た目は従来通りのムービーなので、濡れたグローブで触るのに最初は躊躇した。だが、問題なく作動するのを見て緊張が“安心”に変わった。Wi-Fi連携を重視するならGZ-RX500もオススメだ。
なお、スキー場で使用した様子は下記の動画で公開している。
【製品情報】
JVC(ビクター)
実売価格7万5470円
防水/防塵/耐衝撃/耐低温性能を備えた全天候型フルHDムービー。約5時間もの連続撮影が可能なうえ、モバイルバッテリーによる給電にも対応する。画質劣化を最小限に抑えたズーム機能で、遠くの被写体もキレイに撮れる。
SPEC●記録方式:AVCHD●撮像素子:1/5.8型 裏面照射CMOSセンサー●記録メディア:内蔵メモリ(32GB)、SD/SDHC/SDXCカード●サイズ/質量:W60×H59.5×D122㎜/約288g(内蔵バッテリー含む)