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2020/2/18 21:00

ゲーミングスマホだからといって「キラキラ」する必要はない。「AQUOS zero2」開発陣が注力した「軽さ」という“答え”

ゲーマーにも、そうでない人にも使ってもらいたい

— ところで、ゲームってけっこういろいろなジャンルがあると思いますが、どういうゲームでの使用を想定して開発されましたか?

 

SH それはやはりシューティングゲームですね。近年増えつつあるTPS・FPSとかは、フレームレートが高い方が有利なので、「PUBG MOBILE」や「荒野行動」、「Call of Duty:Mobile」などの、Playストアのランキング上位のゲームを主に見ています。ただ、それだけではなく、いろいろなジャンルがあって、ゲームごとに負荷が違うわけですから。このゲームはCPUが重い、GPUが重い、などCPUとGPUの使い方も全然違っていて、数を見ていくしかないんです。なので、PUBGに特化した端末というのもあってもいいと思いますよ(笑)。ただスマートフォンはあくまでプラットフォームであって、いろんなゲームができてこそなので、様々なジャンルで240Hzで遊べる調整を探しています。

 

— 240Hzで遊べるゲームって、けっこうあるんですか? 240Hzに対応していないゲームでも何か恩恵はあるんでしょうか?

 

SH ゲーム側のフレームレートで言うと、120Hzに対応しているゲームがzero2の240Hzで遊べるということになりますが、調べていくと、駆動条件も合わせて、けっこういろんな種類があります。120Hzフレームレート非対応のゲームでも120Hzの更新に黒フレーム挿入はされますが、見た目に差はありません。ただ、タッチ操作の方は、ハイレスポンスで240Hzでしたら、それは表示関係ないので、反応は速いです。

 

— 昨今ではスマホのeスポーツも俄かに盛り上がりを見せていますが、やはり良い端末を使ったら良い練習になるのでしょうか?

 

SH プロゲーマーの方曰く、シューティングゲーム(FPSなど)で視認性が上がるので、すごくやりやすいそうです。一般的に、シューティングゲームが好きなゲーマーの方は、画質落としてでもフレームレートを上げる工夫をしている方が多いそうです。なので、デフォルトはフルHDの画質設定なんですけども、今回「ゲーミングメニュー」で、HD設定が選べます。HDに設定すると、もっと240Hzで遊べる時間が長くなりますので、そこがゲーマーが期待してる期待値だと思います。真剣勝負の世界では、もう画質よりフレームレートなんですよ。そこに合わせて240Hzは、やっぱり使えると思いますよ。

↑ゲーミングメニューでは、解像度切り替えの他、4倍速の「ハイレスポンスモード」やゲームに集中したい時の「通知ブロック」機能のオン・オフ、そして、プレイ中のゲームの攻略情報を簡単に探せたり、ゲーム動画が手軽に録画できたりします

 

— 今後は“ゲーミングスマホ”AQUOS zeroシリーズは、どう進化していくでしょうか!? 2020年以降の展望を教えてください!

 

SH 初代zeroから今回のzero2にかけて、開発で意識したのは、ゲームというのは“時間かけたらなんとなく強くなれる”ゲームと、“プレイヤースキルが問われる”ゲームの2種類があると思っていて、zero2の仕様は、後者の方に対して大きく貢献する仕様だと思います。なので、よりプレイヤースキルをサポートできる端末に進化をしていきたいと思っていて、まだ具体的なことは言えないんですけども、もっとプレイヤースキルをよりアップできるような端末を提供できるようになりたいですね。

 

前者と後者の具体的な割合はわかりませんが、前者のようなタイプは「軽量」というように、わかりやすい訴求ができるのですが、後者になると、当人のすごい練習量とかもあると思うんですけれども、メーカーでは本当に本腰を入れて開発しないとそういうものは作れないと思っています。逆にzeroシリーズはそういうコンセプトを持って勝ちにいけるモデルだと考えていて、そこに答えを出しながら、ゲームに興味のないお客様でも使ってもらいたい思っています。

 

やっぱり“普通のAQUOS”が欲しい人も、“軽いAQUOS”が欲しい人もいるだろうし、そういった人たちにも届けたいと思って、軽さだけ追及するならカメラ1個でいいのですが、ちゃんとカメラも2眼搭載して、“ハイエンドのスマートフォン”としての日常使いで使えるというポイントもしっかりキープしつつ、最軽量を更新していけたらと思います!

 

— シャープの皆さん、ありがとうございました!

 

次回は筆者が実際に、約1か月間使ってみた感触をお伝えします。お楽しみに!

 

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