6)アプリ切り替え操作が素早く行える
Magic Keyboardのトラックパッドは、複数の指での操作にも対応しています。例えば、3本指で左右にスワイプすると、起動中のアプリ画面を切り替えられます。また、3本指で上スワイプするとホームに戻る、上スワイプしてその場でキープするとマルチタスク画面が起動します。
これまでは画面タッチでこうした操作を行う必要がありました。どうしても何回も手を持ち上げる必要があったので、きっと側から見たら不格好だったでしょう。しかし、Magic Keyboardがあれば、普通のノートPCのようにスマートに扱っている印象になるはず。操作性も操作しているときの見た目もまとめて改善されます。
7)Web会議の視点を目線に合わせやすい
従来のSmart Keyboard Folioなどでは、カバーにある溝の2パターンしか角度を選べませんでしたが、Magic KeyboardではAppleがフローティングカンチレバーと呼ぶ機構により、角度調整が自由度高く行えます。
ただし、重心の問題なのか、後ろにはあまり倒れてくれません。角度は最大130度まで。個人的にはもう少し画面を上向きにしたいことがあるのですが、このくらいの方が姿勢のことを考えると良いのかな……。
一方で、iPad Proの画面を垂直に立てられるので、Web会議などを利用する場合に、目線と同じ高さでカメラを構えるられるのは良いですね(台を工夫する必要はありますが)。
8)動画や記念撮影で三脚がわりに使える
同じく、端末の角度を垂直〜垂直近くまで微調整できることで、背面カメラを使うときに3脚のように利用することもできるでしょう。
例えば、動画編集用の素材をiPad Proで直接撮影したいようなときには、別途3脚を用意せずに済んでしまうこともあるかもしれません。
9)充電しながら外部機器接続が同時に行える
Magic Keyboardのヒンジ部分左側には、USB Type-Cポートが備わっています。このポートに電源コードを接続すると、モバイルバッテリーなどで使われるパススルー充電によって、Smart Connectorを通じてiPad Proを充電可能に。iPad Pro本体の側面に備わっているUSB Type-Cポートが空いた状態になるので、ここに別のケーブルを挿せるわけです。
例えば、iPad Proを充電しながら外部モニターに映像を出力したり、SDカードリーダーやカメラなどと接続してデータを入出力したりすることが可能になります。
筆者としてはデスクにiPadがある状態で常に充電されることも便利だと感じました。カチャッとマグネットで固定すると常にiPad Proを充電してくれるクレードルのような存在ですね。
10)デスクの配線が美しくなる
同じくMagic KeyboardのUSB Type-Cポートのメリットについて。ここに充電ケーブルを接続して使用すると、iPad Proのコネクタに接続した場合と比べて配線が目立ちません。宙ぶらりんになったケーブルが目立たないという意味で、充電しながらデスクの上で据え置きで使う場合も、空間をすっきり綺麗に保てます。
価格は少し高いがiPad Proにこだわるなら要検討
iPad Pro用Magic Keyboardの価格は、11インチモデルが3万1800円(税別、以下同)、12インチモデルが3万7800円。モバイル機器のアクセサリーとしてはかなり高額ですが、iPad Proをパワーアップするアイテムとしては検討必須の存在です。
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