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2020/5/28 18:00

「5Gの今」がまるわかり!最新端末から料金プラン・サービスまで全方位ガイド

【5G料金プランその1】NTTドコモ

↑大容量の「5Gギガホ」プランを選択した場合には、1か月のデータ容量上限が100GBに。超過後も送受信最大3Mbpsで通信可能です。そのうえ、当面はキャンペーン扱いで、通信量上限ナシで提供されます

 

 

大容量プランがよりおトクになっている

4G LTE向けに提供する「ギガホ」「ギガライト」の2プランを踏襲。5G向け「ギガホ」はデータ容量が増え、月額料金が500円アップとなります。ただ、「5Gギガホ」を利用する場合は、契約時に通話関係のオプション料金が最大12か月間700円割引になるというおトクさもあります。

 

【総評】料金はさほど変わらず超大容量化はおトク!

4G LTE向けの「ギガホ」でも30GBの通信量を使えたが、「5Gギガホ」は100GB(キャンペーン中は無制限)と大幅増。差額は500円なので、がっつり通信する前提なら5Gがオススメ。他キャリアと比べ、端末価格が少し安めに設定されているのもドコモの魅力です。

 

【5G料金プランその2】au

↑上表は「2年契約N」を適用しない場合の料金。適用時はここから170円引き。通話オプションは6月2日以降、留守番電話サービスなどがセットになった新形態に切り替わり、月額は100円アップします

 

 

無制限で通信できるがテザリング使用時は注意

5G向けには、通信量無制限の「データMAX 5G」と、段階制の「ピタッとプラン 5G」の2種類を提供。ただし、前者はテザリングや海外利用時には30GBの上限があります。バンドルサービスのある「Netflixパック」や「ALL STARパック」は、この上限が60~80GBに増えます。

 

【総評】ずっと上限なしプランは現状ではauのみが提供

「一定期間内に大量通信すると、混雑する時間帯は速度制限」などの但し書きはあるが、データ量の上限がないのはauのみ。サブスクサービスとバンドルされたプランもユニークで、5Gを存分に活用できます。ただし、料金設定は他社より少し高めなので、家族割などをうまく利用したいです。

 

【5G料金プランその3】ソフトバンク

↑表は両プランとも「5G基本料」を含んでおり、実際はキャンペーンで1000円引きに。メリハリプランは、月の通信が2GB以下なら1500円割り引かれますが、動画SNS放題は考慮されないので注意しましょう

 

 

5G料金の+1000円は2年間キャンペーンで無料に

5Gでは、対象動画サービス&SNSはノーカウントで月50GBの通信が行える「メリハリプラン」と段階定額制の「ミニフィットプラン」を提供。5G通信を利用する場合は、+1000円の「5G基本料」が上乗せされる仕組みだが、2年間は「5G無料キャンペーン」で相殺されます。

 

【総評】「動画SNS放題」を有効活用すればおトク

料金面で大きくトクするには「みんな家族割+」を適用させたいところ。大容量プランで50GB上限というのは、3キャリアで最も小さいですが、YouTubeやInstagramなど、多くの動画サービス&SNSで通信量ノーカウントが適用されるので、使い方次第では数値以上に活用できます。

 

【知っておくべきスマホ用語】

<ミリ波>

主に30~300GHzの帯域を示す用語。直進性が高く、制御が難しい一方、通信を高速化しやすいです。利用開始は6月からで対応機種はまだ少ないです。

 

<サブ6>

主に6GHz未満の周波数帯域を示す用語。日本でスタートした現時点の5Gはこちらが中心。現状の端末の多くはサブ6のみに対応します。

 

<NR>

「New Radio」の略。通信の高速化のために、4Gまでのモバイル通信で利用されていない高い周波数帯を利用する5Gに用いる言葉。

 

<ToF>

「Time of Flight」の略で、照射光の反射を捉えて距離を測定するセンサー。背景加工などを高精度化でき、ハイエンド機を中心に採用が進みます。

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