総評:慣れてしまえば意外と“なくはない”……?
さて、多少のラグがあったりなかったり、小さすぎるがゆえに扱いにくかったりというところはありましたが、慣れたらNSのように“ゲーム機”として違和感なく使えて楽しいですね!
ただ、あくまでUMPC=“パソコン”ですから、ゲーム専用機として作られたNSと比較すると、手で持って遊ぶにはけっこう重く感じます。というか実際重いです。ぶっ通しでプレイすると腕が疲れます。集中力の持続時間もあるし、腕休め&集中力回復のために、適度に休みながらプレイしましょう。
また、この状態でチャットなどをしようとすると、ゲームパッドが丸みを帯びているので、本体の滑り止めラバー部分が下に着かず浮いてしまい、本体を置くと文字入力中にグラついたり、スススススーッと前の方へ滑ったりしてしまいます。
それなら親指で入力すればいいんじゃない? という話になりそうですが、筆者のように手が小さいとそれも厳しいのです……。
そして、本体背面には大きめの排気口も備えています。これだけ大きいので、ファンの音も“それなりに”します。静音デスクトップPC並みの音量です。
しかしながら、このような“本体にコントローラー着脱可能なゲーミングPC”というロマンに満ちたクレイジーな端末、非常に夢があって素晴らしいと思いました。筆者はこういう“クセがすごい”端末、大好きなのです。
OneGx1 SPEC●CPU:第10世代インテル Core i5-10210Yプロセッサー(1.0GHZ-4.0GHz インテル スマートキャッシュ6MB) ●グラフィックス:Intel UHD Graphics 615(ビデオメモリはメインメモリと共有) ●メインメモリ:8GB、16GBオンボード(LPDDR3 SDMRAM) ●ストレージ:256GB、512GB microPCI-e SSDオンボード ●ディスプレイ:7インチ、1920×1200 323PPI ゴリラガラス4採用 H-IPS液晶パネル(10点マルチタッチ対応) ●無線LAN:Wi-Fi6(802.11ax) 2×2 a/b/g/n/ac/ ●Bluetooth:Bluetooth 5.1 ●LTE(※オプション):LTE-FDD…B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28、LTE-TDD…B41、2*CA…B1+B1/B8/B18/B19/B26/B28;B3+B3/B8/B18/B19/B26/B28;B41+B41、WCDMA…B1/B3/B6/B8/B19 ●インターフェイス:USB 3.0 Type-A×1、USB Type-C 3.2 Gen2 (PD2.0対応)×1、USB Type-C 3.0×1、SIM+microSDカードスロット(SDXC対応)※最大対応制限なし×1、音声出力とマイクインの3.5mmコンボジャック×1、Micro HDMI(D Type)出力×1 ●バッテリー容量(リチウムポリマー):12000mAh(5V/9V/12V/15V充電サポート) ●連続稼働時間:最大12時間 ●冷却方式:インテリジェントデュアルファン ●本体サイズ:幅173mm×奥行き136mm×高さ21mm ●本体質量:625g ●価格(税別):8万9800円~11万6900円
撮影:我妻慶一、中田 悟
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