デジタル
2016/7/28 6:00

とんがったVAIOがコンシューマ市場に帰ってきた!? ビビッドな4色展開の「VAIO C15」

ソニーからPC事業が切り離され、VAIO株式会社として新たなスタートを切ってから2年が経過しました。独立1年目こそ赤字となりましたが、大田社長を迎えた2年目はV字回復を果たし、業績は黒字に。その勢いに乗るかのように、エッジの効いたデザインコンセプトのホームユース向けノートPC「VAIO C15」が登場しました。店頭向けの標準仕様モデルが9万4800円(税別)、直販サイトのVAIO OWNER MADEモデルは同66,800円~(仕様により異なる)。販売は8月5日から順次開始となります。

20160726-i07 (4)
↑VAIO C15

 

感性で選ぶPC

VAIO C15は、洋服やインテリアを選ぶように、「I like it(これ、好き)」と感覚的に選べるようなファッション性の高さが特徴。カラーはホワイト/カッパー、ネイビー/グレー、イエロー/ブラック(9月1日先行予約開始予定)、オレンジ/カーキの4色。単なるカラーバリエーションではなく、それぞれ少しずつデザインが異なるデザインバリエーションとしています。

20160726-i07 (13)

 

天面には素材感の違いを出すため、一部に金属蒸着を採用。キーボード部分もツートーンになっています。

20160726-i07 (2)
↑天面(オレンジ/カーキ)

 

20160726-i07 (1)
↑キーボードもツートーン(オレンジ/カーキ)

 

画面サイズは15.5型で、解像度HD(1366×768ドット)は反射の少ないノングレア液晶、フルHD(1920×1080ドット)はグレア液晶から選べます。音質にもこだわっており、本体前面に配置された大型のボックススピーカーと底面のサブウーファーが迫力のサウンドを実現。内蔵スピーカーだけでも動画再生を楽しめます。

20160726-i07 (3)

高い拡張性も備え、大画面テレビやプロジェクターに映像を出力できるHDMI端子に加え、4系統のUSB端子とLAN端子を搭載。DVDドライブも搭載しており、大画面&高性能スピーカーをいかしたDVDビデオ再生を楽しめます。

 

標準仕様モデルのスペックは、CPUがCeleron 3215U(1.7GHz)、メモリ4GB、HDD 1TB、15.5型HD(1,366×768ドット)非光沢液晶ディスプレイで、OSはWindows 10 Homeを搭載。

 

従来シリーズとは異なるコンセプト

同社はソニーからの独立後、法人向けのビジネスモデルとして「VAIO Z」「VAIO S」シリーズを主軸に販売してきましたが、VAIO C15はそれらとは異なるポジションのホームユースを想定しています。機能性を研ぎ澄ませた従来シリーズと違い、カラフルでファッション性が高く、「量販店でPCを選ばない」ようなユーザーをターゲットにしているとのこと。

20160726-i07 (14)
↑従来シリーズとは異なるポジショニング

 

20160726-i07 (5)
↑使用イメージの撮影にはセレクトシショップ「BEAMS」のスタッフが協力

 

20160726-i07 (15)
↑新宿のBEAMS JAPANでも先行展示を行なう

 

従来のビジネスモデルと同様、VAIOらしい先鋭的なコンセプトでありながら、デザイン性を強調したホームユースモデルの登場で、「あのVAIOが帰ってきた」という印象をお持ちになる方も多いでしょう。V字回復を果たし勢いに乗るVAIOの、今後の製品ラインナップの充実に期待が持てそうです。

 

【URL】

VAIO http://vaio.com/

VAIO C15製品情報 http://vaio.com/products/c151/