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2021/8/7 22:00

在宅勤務者には「ポモロード・テクニック」と家事の組み合わせが◎【愛用品コラム81】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

 

【#愛用品 81:TickTime】

●起

在宅勤務でルーティンになったことのひとつに平日の洗濯がある。仕事が捗らないときには、洗濯機をまわす。洗濯物を寝かせてイヤなニオイをつけたくないので、すぐ干せるようにタスクをこなすべく、洗濯が完了する35分間は集中する。そして、10分間で洗濯物をすぐ干す。この流れを採り入れると、適度に追い詰められて仕事が捗って、自分は短時間で区切りをつけるほうが、性にあっていると気づいた。というところから、導入しているのがポモロード・テクニックだ。

 

●承

ポモロード・テクニック(ポモロード・メソッド)とは、フランチェスコ・シリロが発案した時間管理術で、25分作業したら5分休むサイクルを繰り返すというもの。細かいやり方は割愛するが、短時間の作業と短時間の休憩を採り入れることで、高い集中力でタスクを処理していくことを目指す。僕の場合は、この5分を簡単な家事に充てることが多い。

 

●転

TickTimeはポモロード・テクニックはもちろん、より細かい時間管理術ができる。側面にある「3/5/10/15/25/30」(それぞれ「分」を意味する)の面を上にして横に倒せば、カウントダウンが開始される。横に倒すだけ、というのが超簡単。個人的には、その時間は頑張ろうという「やる気スイッチ的」に使うことが多い。とりあえずと思っていても、ある程度やり出すと調子が出てきて、いくらでも仕事ができそうな感覚になる。ランナーズハイならぬワーカーズハイみたいな。

 

●結

また、オンライン飲み会でグダるのを避けるために使うのも手。オンライン飲み会ってグダリながらやるものでしょといえば、まさにそうなのだが、話題転換をするのに便利だ。飲み会の終わりを作りやすくもある。あとは、タスクが多すぎて優先順位もつけづらいとき、適当に転がして出た時間(数字)内でこなせるものから、片付けていく。仕掛け自体はシンプルなガジェットだが、使う側の想像力が試される点で、奥深いアイテムだと思う。

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。