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2021/8/18 11:00

コンパクトと高性能のベストバランスを実現! ASUS「Zenfone 8」の使い勝手、Flipとの違いをじっくりレビュー

ASUS JAPANがスマートフォンの最新フラッグシップ「Zenfone 8」シリーズの日本発売を発表しました。5.9インチ画面のコンパクトな「Zenfone 8」と、前モデルから継承してフリップカメラを搭載する「Zenfone 8 Flip」の2モデルがあり、どちらも8月20日に発売されます。いずれも現行機種向けでは最高峰のプロセッサー「Snapdragon 888」を搭載するハイスペックモデル。持ちやすさや使い方で選べる趣向です。

↑左がZenfone 8、右がZenfone 8 Flip。なお、従来は「ZenFone」という表記だったが、「Zenfone」という表記に変更された

 

Zenfone 8は、Zenfoneとして初めておサイフケータイと防水・防塵に対応した意欲作。ahamoやpovo、LINEMOなど、大手キャリアの新しい料金プランのユーザーにも注目を集めそうです。いち早く試せる機会を得たので、リアルな使用感を紹介しましょう。

 

【Zenfone 8/Zenfone 8 Flipの外観をチェック】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

 

片手で軽快に操作でき、電池持ちも満足必至の「Zenfone 8」

ディスプレイは5.9インチの有機ELで、解像度は2400×1080ドット。左上にパンチホール型のインカメラを備え、90.02%という高い画面占有率を実現しています。ベゼルも比較的細く、ボディ幅は68.5mm。片手で操作することが多い人や、コンパクトなスマホを好む人には、ちょうど良いサイズ感です。

↑片手で持ちやすいサイズ感。ディスプレイの画質も良好

 

そもそも片手で操作しやすいサイズですが、さらに「片手モード」があり、ディスプレイの中央下部を下方向にスワイプすると、画面表示を引き下げて、画面上方の操作がしやすくなります。

↑画面の下部を軽くなぞるだけで画面表示を引き下げられる。片手で通知パネルを表示させたい時などに便利

 

スマホとしてベーシックなデザインで、カラバリも堅実なカラーを3色。一見、ハイエンドには思えないのですが、手にすると質感が良く、Snapdragon 888の恩恵でサクサクと操作できます。

 

↑カラバリは、ムーンライトホワイト、ホライゾンシルバー、オブシディアンブラックの3色

 

↑右側面に音量キーとスマートキーを搭載。スマートキーは電源のオン・オフに加えて、2回押しでよく使うアプリを起動させるなどのカスタマイズが可能

 

↑上部には3.5mm穴のオーディオジャックを搭載

 

↑底部にUSB Type-CポートとSIMスロットを搭載。nanoSIMを2枚装着でき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。なお、microSDカードは装着できない

 

アウトカメラは、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)の2眼構成。画質は、どちらかと言えばナチュラルで、明るくスッキリとしたトーンで写る印象。AIによる最適化の機能も備えていますが、オン・オフで大きく画質が変わることはないので、常時オンにしておいても支障はないでしょう。

↑背面に搭載されたメインカメラは広角+超広角の2眼

 

↑超広角で撮影

 

↑広角で撮影。雨天だったが、明るい仕上がり

 

↑「夜景」モードで撮影した作例。透明感のあるクリアな色調で写った

 

↑AIをオンにして料理を撮影した作例

 

↑花を写すと、背景がナチュラルにボケる

 

↑「AIシーン検出」は、カメラアプリの「設定」画面でオン・オフができる。頻繁に切り替えるのは手間だが、常にオンで撮影したほうがよさそうだ

 

撮影モードに「マクロ」はありませんが、超広角カメラは4cm距離での接写にも使えます。書類や雑誌のページなどを、切り抜いて歪みを補正して撮影できる「ドキュメント」モードも便利。PDFに変換する機能も備えているので、ビジネスシーンにも役立ちそうです。

↑「ドキュメント」モードは、街で見かけた掲示物などを撮影するときにも重宝。シャッターを押した後、トリミング範囲を補正して、PDFに変換して保存できる

 

約169gという5Gスマホとしては圧倒的な軽さながら、4000mAhの大容量バッテリーを搭載。フル充電してから2時間の映画を観ても14%しか減らないなど、タフな電池持ちを実感できました。また、「システムモード」を使い分けることで、さらに長く続けられそうです。

 

↑「Netflix」アプリで2時間の映画を再生しても、電池は14%しか減らず、さらに約24時間持続する目安が表示された

 

↑用途に合わせて使い分けられる「システムモード」を用意。「アドバンスド」を選択すると、ユーザー任意の細かい設定も可能

 

↑充電時のバッテリーへの負担を軽減して、バッテリーを長持ちさせる機能も備える

 

Zenfone 8には、メモリとストレージの容量が異なる3モデルがあり、市場想定価格は下記の通り。

 

8GB RAM + 128GB ROM:7万9800円

8GB RAM + 256GB ROM:9万2800円

16GB RAM + 256GB ROM:10万8800円

 

SIMフリーの5Gスマホの中ではやや高めですが、この小さなボディに “ほぼ全部入り” と言えるスペックを備えています。Snapdragon 888搭載モデルが7万円台から買えるわけですから、むしろお買い得と言うべきでしょう。

 

回転カメラがタフに進化した「Zenfone 8 Flip」

フリップカメラを搭載する「Zenfone 8 Flip」は、前モデル「ZenFone 7」の後継モデル。6.67インチの有機ELディスプレイを搭載し、解像度は2400×1080ドット。大画面でゲームや映画などを楽しみたい人にも適しています。

 

↑回転式カメラを搭載しているため、ディスプレイにはインカメラがなく、フルにスクリーンとして利用できる

 

最大の特徴であるフリップカメラは、広角(6400万画素/F値1.8)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍ズーム)の3眼構成。180度に回転するので、この高画素カメラでセルフィーを撮れます。

↑背面に、メインが6400万画素のトリプルカメラを搭載

 

↑カメラは180度に回転。任意の角度で写真や動画を撮影できる

 

↑カメラが自動で回転して7枚の写真を撮影し、パノラマ写真を合成する「オートパノラマ」も健在

 

なお、カメラを前方に向けて撮影する場合は、「商品レビューモード」という新機能も利用可能。撮影者(レビュアー)が商品を手にしてカメラに向けた場合、商品を優先してピントが合うという機能。筆者が使い勝手を試してみたところ、スピーディーにピントが切り替わり、非常に役立つように感じました。

 

スピーディーな開閉を実現する「ステッピングモーター」は、0.5度の角度調整が可能で、シャフト耐久性は前モデルから50%向上。30万回(毎日150回×5年間)開閉しても壊れない耐久性を実現しているとのこと。

 

なお、Zenfone 8 Flipは防水・防塵とおサイフケータイには対応していません。カラバリはギャラクティックブラックとグレイシアシルバーの2色。ストレージ容量が異なる2モデルが用意され、市場想定価格は下記の通りです。

 

8GB RAM +128GB ROM:8万6800円

8GB RAM +256GB ROM:9万8800円

 

カラバリは2色から選べる

 

おサイフ&防水はZenfone 8のみ。両モデルの細かい違いに注意!

前モデルのZenFone 7は、無印の「ZenFone 7」と上位モデルの「ZenFone 7 Pro」がリリースされましたが、両モデルの差分はさほど大きくはありませんでした。しかし、最新モデルの「Zenfone 8」と「Zenfone 8 Flip」は、画面サイズとカメラだけでなく、細かい部分にも違いがあるので注意が必要です。そこで、両モデルの基本スペックをまとめてみました。

Zenfone 8Zenfone 8 Flip
OSAndroid 11(ZenUI)
ディスプレイ5.9インチ AMOLED(2400×1080)6.67インチ AMOLED(2400×1080)
リフレッシュレート最大120Hz最大90Hz
アウトカメラ広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)+望遠(800万画素/光学3倍)
インカメラ1200万画素
プロセッサーSnapdragon 888
メモリ(RAM)8GB/16GB8GB
ストレージ(ROM)128GB/256GB
外部メモリ×microSD
イヤホンジャック×
内蔵スピーカーステレオ
バッテリー4000mAh5000mAh
急速充電最大30W(Quick Charge 4.0対応)
5Gの対応バンドn1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
デュアルSIM
FeliCa(おサイフケータイ)×
防水/防塵IPX5・IPX8/IP6X×
サイズ/重量約148×68.5×8.9mm/約169g約165×77.2×9.6mm/約230g

 

それぞれ個性が異なるので、意外と迷わず選べるかもしれませんね。なお、5Gは、どちらも国内事業者のsub6に対応し、ドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの5G対応SIMで使用可能。楽天モバイルの5Gも対応する見通しのことです。

 

【フォトギャラリー】※画像をタップすると閲覧できます。一部SNSからは表示できません。

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