NTTドコモは、2021-2022冬春モデルとして、Androidスマートフォン3機種を発表しました。すでに発表済みの5機種と合わせ、今シーズンの新機種全8モデルが5G対応するとアピールしています。
今回発表されたのは、同社が“スペックと価格を両立したスタンダードモデル”と位置づけている「Galaxy A22 5G」(SC-56B)と、誰でも安心して操作できる使いやすさを追求した「あんしんスマホ」(KY-51B)および「らくらくスマートフォン」(F-52B)の3機種。
「Galaxy A22 5G」(SC-56B)は、4000mAhの電池容量と防水・防塵、FMラジオなど、基本機能が充実した5G対応スマホ。本体カラーはブラック、ホワイト、レッドの3色をラインナップします。
「あんしんスマホ」(KY-51B)は、ドコモ初となる京セラ製の5Gスマホ。見やすく操作しやすいUI設計で、スマホ初心者でも簡単に使えます。カラーはピンクゴールドとネイビーの2色。
「らくらくスマートフォン」(F-52B)は、変わらない操作性で長く使えるUIが特徴。2眼カメラを搭載しており、写真がきれいに撮影できます。カラーはピンク、ホワイト、ネイビーの3色。
このほか、ドコモオンラインショップ限定カラーとして、「AQUOS sense6」(SH-54B)のブルーメタリックと、arrows We(F-51B)のレッドが用意されることも発表されました。
また、新サービスとして、SNSへのアクセス性を高める無料のAndroid向けホームアプリ「SNS launcher」を10月下旬より提供開始します。これは、ホーム画面からフリックするだけで、登録しているSNSアプリをすばやく立ち上げることができるというもの。SNSのメッセージもホーム画面で確認することも可能で、SNSの使用率が高い若年層を意識したアプリとなっています。キャリアフリーで、ドコモユーザー以外も利用可能です。
さらに、スマホを振るだけでアプリを呼び出すことができる「すぐアプ」をバージョンアップ。従来はあらかじめ登録してある1つのアプリを呼び出すことができましたが、キャッシュレス支払い時にポイントアプリなどもすぐ呼び出したい、といったユーザーの声に応え、最大5つのアプリをクイックに切り替えられる「アイコン同時表示機能」を新たに搭載しました。21冬モデルは最新バージョンをプリインストールしているほか、すぐアプ対応機種ならバージョンアップで新機能を利用できます。
5Gの本格普及を後押しする新サービスも
同社では、5Gネットワークの世界を広げる試みとして、5G対応スマートフォンと周辺機器をシームレスに連携させる「MY NETWORK」構想を推進していますが、その世界観を広げる施策として、5G対応端末や機器との出会いや購入、機器の管理、使い方のサポートなどを包括して行えるプラットフォーム「kikitoデバイスガイド」アプリを提供します。
これは、5G対応機器のレビュー記事などを通じてデバイスの使い方などを提案し、興味を持ったユーザーがアプリ上から機器をレンタルしたりECサイト経由で購入することをサポート、さらに手持ちの機器を登録することで使い方に困った時など説明書や問い合わせ窓口へ簡単にアクセスできるようになります。機器が必要なくなったときには、フリマサイトへの出品も誘導してくれます。
また、5G対応機器として、Wi-Fiなしでも5Gによる高速通信が可能なノートPC「ThinkPad X1 Nano」や、動画などのコンテンツを楽しめるARグラス「Nreal Air」を発売します。
5G対応端末のリリースだけでなく、サービスやサポートを含めた総合的な提案を行ったNTTドコモの今回の発表は、5Gネットワーク普及への本気度を感じる内容となっています。
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