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2022/4/11 17:00

チャートでわかる、今注目のノートPCシリーズ「HUAWEI MateBook」の中であなたにピッタリなモデル

ファーウェイは3月、14インチのエントリーモデル「HUAWEI MateBook D 14」、14インチのスタンダードモデル「HUAWEI MateBook 14」、同社初の有機ELディスプレイを搭載した2in1ノートPC「HUAWEI MateBook E」と、一挙に3つのノートPCを発売しました。

 

ここ数年、着実にノートPCを発売し続けてきたファーウェイですが、今回の新モデル登場によってラインナップが充実。さまざまな要望に応えられる、豊富な製品がそろっています。そんな、HUAWEI MateBookはシリーズ全体を通して、上質なデザインと、高性能なディスプレイとスペック構成が魅力。ハイエンドモデルからエントリーモデルまで、高いレベルでデザインと性能を両立させています。

 

加えて、外部ディスプレイ「HUAWEI MateView」や、タブレット「HUAWEI MatePad」などと連携して、デバイス間のデータ転送や画面共有が簡単にできる独自機能「スーパーデバイス」も優位点といえます。

 

本記事では、そうした見どころの多いHUAWEI MateBookをチャートで紹介。豊富なラインナップの中から、チャートを辿って、自分にピッタリの1台を見つけてみましょう。

 

一般的なノートPC選びは、用途、ディスプレイサイズ、スペックで決める

チャートに入る前に、簡単に一般的なノートPCの選び方を見ていきましょう。ノートPCを選ぶうえで重要なのは、用途、ディスプレイサイズ、スペックの3点です。

 

用途は主に4つに分類

ノートPCの用途は大きく分けて、下記の4つに分類できるでしょう。

・ビジネス作業

・PCゲームのほかに映画やドラマといったエンタメを楽しむ

・ビジネス・エンタメと幅広く使える自宅据え置き

・動画編集やイラスト制作などのクリエイティブ作業を楽しむ

 

外出先に持ち運ぶか、自宅据え置きかなどで選ぶディスプレイサイズが変わる

ディスプレイサイズは、UMPC(Ultra-Mobile PC)のような超小型ノートPCを除いて、10.1~17.3インチまでのモデルが多いです。その中で、外出先に持ち運んで使用することを想定するなら、本体がコンパクトで軽量な画面サイズの小さいモデルを、自宅据え置きやPCゲーム・クリエイティブ作業をこなすなら大画面モデルを選ぶのがいいでしょう。

 

目安としては、外出先で使うことがメインであれば画面サイズは13.3インチまで、テレワークや在宅・出社など複数の働き方を組み合わせるハイブリッドワークに対応するなら13.3~14インチ自宅据え置きや大画面で作業するなら14インチより大きいサイズとなります。

↑HUAWEI MateBook 14は名前のとおり、14インチのディスプレイを搭載。それでいて、本体サイズは13.3インチクラスに収まった、コンパクトなモデルです

 

ビジネス用途でも高性能が必要、PCゲーム・クリエイティブはさらにハイスペックがいい

スペックは用途に合わせて決めると選びやすいです。たとえば、複数のアプリを立ち上げてのマルチタスクや、オンライン会議で資料を見せながら説明といったビジネス作業では、高性能なCPUと十分なメモリー容量が求められます。

 

具体的には、CPUはインテル Core i5/AMD Ryzen 5以上、メモリーは8GB以上が最低限必要。これは外出先でも使うモバイルノートPCであっても、在宅作業がメインの自宅据え置き用ノートPCでも共通です。

 

PCゲームを快適に遊ぶなら、CPUはより高性能なうえに、3Dグラフィック描画用のGPUも搭載したいところ。また、複数のゲームタイトルを保存するためにストレージも余裕がほしいですし、ゲームタイトルによってはメモリー容量も求められます。

 

そのため、CPUはインテル Core i7/AMD Ryzen 7、メモリーは16GB以上、ストレージは512GB以上のほか、dGPU(外付けグラフィックス)搭載モデルが望ましいです。

 

クリエイティブ作業の場合は、動画編集を本格的にこなすのであれば、PCゲームをプレイするのと同程度のスペックが必要です。ただ、短くて簡単な動画の編集や写真編集くらいであれば、dGPU非搭載モデルでも対応できます。

 

また、イラストは簡単なものを制作する程度なら、ビジネス作業で求められるスペックと同程度で問題ないでしょう。ただし、ペン入力対応は必須です。

 

映像視聴を重視するなら解像度とアスペクト比をチェック

同じエンタメでも、ストリーミングサービスで映画やドラマを楽しむくらいであれば、そこまでのスペックは必要ありません。ただ、ディスプレイの性能、特にどれだけ細かく表示できるかを示す解像度と画面のアスペクト比はチェックしたいポイントです。

 

解像度は、フルHD(1920×1080ドット)がひとつの目安。高精細な映像を鑑賞したいなら、フルHD以上の高解像度を選びましょう。一方のアスペクト比は、一般的なテレビと同じ16:9であれば、映像視聴に適しています。

 

なお、ディスプレイは液晶を採用しているモデルが多いですが、最近は有機ELを採用しているモデルも登場しています。こだわるのであれば、チェックしてみるといいでしょう。

↑HUAWEI MateBook Eは2in1のノートPCとしては珍しい、有機ELディスプレイを搭載しています

 

ノートPC選びで迷いがちな人は、まずは用途を決めてから、必要なディスプレイサイズとスペックを選んでいくとスムーズ。用途だけでも考えておくと、チャートも選びやすいはずです。もちろん、チャート以外でのノートPC選びにも活用できますので、参考にしてみてください。

 

自分にピッタリなモデルがわかる、HUAWEI MateBookの選び方チャート

ここからはチャートで用途やノートPCの使い方を確認しながら、自分にピッタリなHUAWEI MateBookをチェックしてみましょう。

 

手ごろな価格で、メインマシンとして使えるHUAWEI MateBook 14を選んだ人はコチラ

ハイスペックだから、ビジネス・エンタメ・クリエイティブのどれもいけちゃうHUAWEI MateBook X Pro 2021を選んだ人はコチラ

持ち運びに特化した、ビジネス・エンタメ・クリエイティブでも使えるHUAWEI MateBook Eを選んだ人はコチラ

16:9の横に広い画面で、オールラウンドな使い方ができるHUAWEI MateBook D 14を選んだ人はコチラ

 


HUAWEI MateBook 14

 

主に在宅が中心のビジネス作業で使うなら、14インチのスタンダードモデル・HUAWEI MateBook 14がおすすめです。CPUはCore i5-1135G7、メモリーは8GB/16GBと、ビジネス作業における必要スペックを満たしているほか、14インチの大画面でしかも表計算ソフトなどの作業で有利な、縦方向に長い3:2のアスペクト比を実現しています。また、タイムラインを追うようなWebサイトの閲覧などで有利な、タッチ操作にも対応(メモリー16GB搭載モデルのみ)。さらに、重量は約1.49kgと少々重いですが、オフィスやコワーキングスペースなどの拠点移動くらいなら持ち運びも可能です。

↑メタルボディをなめらかに見えるよう仕上げているため、見た目は薄く感じられます。実際、折りたたみ時の厚さは約15.9mmと、持ちやすい薄さを実現

 

直販価格は14万4800円(税込)から。少し値が張る印象かもしれませんが、ビジネスメインとなると平日8時間程度は使用します。それだけの長時間で、快適に作業できるかどうかは重要なポイント。しかも数年にわたって使用するはずです。最初の投資で、長期間ビジネス作業に集中できる使い勝手のモデルを手にするという見方をすれば、コストパフォーマンスに優れていると捉えられるでしょう。

 


HUAWEI MateBook X Pro 2021

 

性能で妥協したくないなら、13.3インチのハイエンドモデル・HUAWEI MateBook X Pro 2021を選びましょう。CPUはCore i7-1165G7、メモリーは16GB、ストレージは1TB SSD(PCIe接続)と申し分ないスペックで、ビジネス作業はもちろん、簡単な動画編集もこなせます。

 

ディスプレイは、アスペクト比こそ3:2になってはいるものの、解像度が3000×2000ドットと高いため、高精細な映像を楽しめます。また、重量は約1.33kgと軽く、外出先に持ち運ぶモバイルノートPCとしても活躍できるはず。実売価格は24万84340円(税込)前後です。

↑画面のベゼルを狭くすることで、画面占有率は約91%を達成。ベゼルが気になりにくく、映像や写真を映すとコンテンツに没頭できます

 

 


HUAWEI MateBook E

 

外出先に積極的に持ち運んで使うなら、タブレットにもなる2in1タイプのHUAWEI MateBook Eがピッタリです。本体重量約709g、専用の「HUAWEI Smart Magnetic Keyboard」を装着しても約1.14kgと軽量なため、持ち運びがラク。また、スペックは上位モデルであればCore i5-1135G7、8GBメモリーなので、ビジネス使いのモバイルノートPCとして使えます。

↑HUAWEI Smart Magnetic Keyboardを外すと、大画面タブレットとして使用可能。また、ほかのノートPCと連携させて、ノートPCのサブディスプレイとして使うこともできます

 

さらに、12.6インチのディスプレイは解像度が2560×1600ドットなうえに有機ELを採用。加えて、ペン入力にも対応しているため、場所を問わず使える映像視聴用もしくはイラスト制作用タブレットにも向いています。直販価格は8万8800円(税込)から。

 


HUAWEI MateBook D 14

 

ビジネス・エンタメ問わず、大きめな画面で使いたいなら14インチのエントリーモデル・HUAWEI MateBook D 14がいいでしょう。スペックはCPUがCore i5-1135G7、メモリーが8GBと、ビジネス使いでは十分なパフォーマンスが期待できます。

↑ディスプレイが180度開閉するため、対面の相手に画面を見せたり、机に立てかけて高い位置でディスプレイを見ながら作業したりできます

 

また、ディスプレイの解像度は1920×1080ドットとこちらも十分です。アスペクト比は16:9なので、ほかのモデルに比べるとビジネス用途では見劣りしそうですが、まだまだ一般的なノートPCだと16:9は多いですし、映像を楽しむのには向いています。直販価格は12万9800円(税込)です。

 

チャートでベストなモデルにたどり着いたかとは思いますが、ほかのモデルと見比べてみたいことでしょう。そこで最後に、4モデルのスペック表を用意しました。チャートで選んだモデルとほかのモデルを比較しながら、自分にピッタリの1台はどれか、検討してみてください。

※記事中のすべての製品画像はグローバルモデルです。日本で販売されているモデルは日本語配列のキーボードとなります。

 

HUAWEI MateBook X Pro 2021HUAWEI MateBook 14
CPU第11世代インテル Core i7-1165G7 プロセッサー第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー
メモリー16GB8GB/16GB
ストレージ1TB NVMe PCIe SSD512GB NVMe PCle SSD
ディスプレイ13.9型(3000×2000ドット、アスペクト比3:2)、画面占有率91%、輝度450ニト、タッチ操作対応14型(2160×1440ドット、アスペクト比3:2)画面占有率90%、輝度300ニト、タッチ操作対応
通信Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
インターフェイスUSB Type-C×2(充電、ディスプレイ出力、データ転送)、USB 3.2、ヘッドホン出力/マイク入力USB Type-C(充電、ディスプレイ出力、データ転送)、USB 3.2×2、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力
その他指紋電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス指紋認証一体型電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス
サイズ約幅304×奥行き217×高さ14.6mm約幅307.5×奥行き223.8×高さ15.9mm
重さ約1.33kg約1.49kg
OSWindows 10 Home(今後、Windows 11 Homeにアップデート予定)Windows 11 Home

 

HUAWEI MateBook D 14HUAWEI MateBook E
CPU第11世代インテル Core i5-1135G7 プロセッサー第11世代インテル Core i3-1110G4 プロセッサー/第11世代インテル Core i5-1130G7 プロセッサー
メモリー8GB8GB
ストレージ512GB NVMe PCle SSD128GB/256GB NVMe PCIe SSD
ディスプレイ14型(1920×1080ドット、アスペクト比16:9)、画面占有率84%、輝度250ニト12.6型(2560×1600ドット、アスペクト比16:10)、画面占有率90%、輝度最大600ニト
通信Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1
インターフェイスUSB Type-C、USB 3.2、USB 2.0、HDMI、ヘッドホン出力/マイク入力USB Type-C(Thunderbolt 4、充電、ディスプレイ出力、データ転送)、ヘッドホン出力/マイク入力
その他指紋電源ボタン、720P HD埋め込み型カメラ、スーパーデバイス指紋認証一体型電源ボタン、スーパーデバイス
サイズ約幅322.5×奥行き214.8×高さ15.9mm約幅286.5×奥行き184.7×高さ7.99mm
重さ約1.38kg約709g(タブレット時)、約1.14kg(キーボード装着時)
OSWindows 11 HomeWindows 11 Home

 

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