米マイクロソフトは「Windows 11」に搭載予定の、ビデオ会議向けの新機能を発表しました。
今回のアップデートでは、マイクロソフトのビデオ会議機能「Teams」に新たなノイズ抑制機能「Voice Focus」が組み込まれる一方、ノートパソコンの「Surface Pro X」では目線を修正する「アイコンタクト」機能が搭載されます。
これらの新機能は、ARMベースのプロセッサ(具体的には米クアルコムの「Snapdragon 8cx Gen 3」)に搭載されているニューラル・プロセッシング・ユニット(NPU)によって実現。まず、このプロセッサを搭載した中国レノボのノートパソコン「ThinkPad X13s」から利用が可能になります。
アイコンタクト機能ではAI(人工知能)を利用し、通話者の目線を画面中央へと自動的に修正することで、常に正面を見ているような印象を与えることができます。例えば、メモを読みながら会議に参加する際などに役立つでしょう。
自動フレーミングでは、通話者が画面内で移動したとしても、カメラフレームを調整して自動で中央へと収めます。さらにポートレート背景ぼかしモードでは、その名の通り、自分の背景をきれいにぼかすことが可能。
これらの新機能は、Windows 11に向けて近日中に提供される予定です。現時点では利用できる環境が一部プロセッサ搭載ラップトップに限られていますが、より広いデバイスへの機能の展開が待たれます。
Source: The Verge