デジタル
2022/4/7 14:15

「消したツイート」は埋め込みサイトでも非表示に

米ツイッターが、ウェブサイトに埋め込まれた削除済みツイートの表示を削除していることが、海外メディアで報じられており、同社の開発担当も認めました。

↑削除したツイートは、どこでも見れなくなる

 

これまでのツイッターでは、ユーザーが投稿済みのツイートを削除したとしても、ほかのウェブサイトなどに埋め込まれたツイートは引き続き表示されていました。例えば、これはアカウントが凍結された著名人(米国のトランプ前大統領など)の発言を確認するために重要な機能でした。

↑ツイートがなくなった……(引用元/TechCrunch)

 

しかし、現在このような埋め込みツイートは、上記画像のように空白のツイートとして表示されています。具体的には、JavaScriptによってツイートのテキストを隠す処理を行っている模様。

このような仕様変更に対して、元グーグル開発者のKevin Marks氏はブログにて「公的記録の改ざんにあたる」と非難。それに対して、ツイッターでシニアプロダクトマネージャーをつとめるEleanor Harding氏は「人々がツイートを削除することにした選択を尊重します」と反論し、今回の仕様変更を認めているのです(上記のツイート)。

 

今後、削除された埋め込みツイートはただの空白ではなく、削除された理由が表示される予定。一般人としてはツイートが消えてくれたほうがありがたいのも事実ですが、言論の自由や情報の公共性との釣り合いもあるため、難しい問題となりそうです。

 

Source: TechCrunch