米グーグルはMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「Google Fi」にて、上位プラン「アンリミテッド・プラス(Unlimited Plus)」や「アンリミテッド・シンプル(Unlimited Simple)」の値下げと、通信容量の拡大などを発表しました。
Google Fiは、グーグルが世界中の携帯キャリアと提携し、MVNOとして主に米国内で提供しているサービス。その特徴は世界中でローミング通信が利用できることで、従来のアンリミテッド・シンプルでは22GBまでの高速データ通信容量が提供されていました。
今回のアップデートではアンリミテッド・シンプルがアップデートされ、35GBまでの高速データ通信と、5GBまでのテザリング通信が可能となっています。さらに、1回線契約の場合の月額料金は60ドル(約7500円)から50ドル(約6200円)へと値下げ。ただし従来どおり、アメリカ、メキシコ、カナダ以外でのデータ通信は利用できません。
アンリミテッド・プラスでは、高速データ通信容量が22GBから50GBへと大幅に拡大。追加で4デバイスによるテザリング通信の利用や、100GBのGoogle Oneのクラウドストレージも含まれています。さらに、月額料金も1回線契約なら70ドル(約8700円)から65ドル(約8100円)へと値下げされています。
強力なMVNOネットワークにより、特に世界を移動して活動するビジネスマンなどに人気のGoogle Fi。現時点では北米のみでの提供に限定されていますが、早めの日本を含めたグローバル展開を期待したいものです。
Image: グーグル
Source: 9to5Google