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2022/4/18 12:40

暗号通貨やWeb3対応のOpera Crypto Browserに、iOS版が登場

カスタム機能が豊富なブラウザー「Opera」を開発しているノルウェー拠点のオペラは、暗号通貨や「Web3」へのネイティブ対応が特徴のブラウザー「Crypto Browser」のiOS版を公開しました。

↑すでにMacやWindows、Android向けに公開されているCrypto BrowserのiOS版

 

Web3は、「ブロックチェーン」をベースとしたパブリック型のインターネットの概念で、従来の企業によって管理されたインターネットとは異なり、データやサーバーが分散的に存在するのが特徴です。

 

そのWeb3に対応するとうたうCrypto Browserの特徴は、Ethereum、Polygon、Celoといったブロックチェーンのシステムをサポートし、暗号通貨ウォレットを内蔵していること。これにより、暗号通貨の購入やトークンの受信、送信、交換が可能となっています。さらに別の暗号通貨ウォレットを持っている場合も、既存の資産や残高をCrypto Browserへと統合することができます。

 

ニュースとデータ収集のハブとなる、Crypto Cornerも搭載。暗号通貨に関する価格やニュース、さらにはポッドキャストを収集することができます。また分散型アプリやゲーム、メタバースプラットフォームでのわかりやすいユーザー体験、分散型取引所やWeb3ベースのNFT、ゲームサービス「Dapps」へのアクセスも可能です。

 

加えて、Crypto Browserはセキュリティ性能も高められており、ネイティブの広告およびトラッカーのブロック、ポップアップブロッカー、直感的なクッキーダイアログブロッカーなどが搭載されています。さらに暗号通貨採掘保護機能も搭載されており、iOSデバイスを危険に晒す採掘スクリプトをブロックできます。

 

アグレッシブに新技術を組み込んだCrypto Browser。現時点ではその需要はニッチかもしれませんが、今後の発展が楽しみなブラウザーといえそうです。

 

Image: Opera

Source: Opera