オフィス用品大手のキングジムは、デジタルメモ「ポメラ」の最新モデル「DM200」を発表しました。DM200は、シリーズ初のWi-Fi機能を搭載し、入力したテキストをアウトプットしやすくなっていることが特徴。価格は4万9800円(税抜)で、10月21日発売予定です。
シリーズ初となるネットワーク対応モデル
ポメラは、同社の小型テキスト入力専用端末の人気シリーズ。累計で30万台の出荷数を誇り、DMシリーズとしては6世代目となります。DM200は、前モデルDM100の後継機種にあたり、キーボードが変形するDM25とは別の路線の位置づけ。デジタルメモを名乗る通り、ハードウェアもソフトウェアもテキスト入力に特化した製品で、余計な機能を大胆に省いている点が人気の秘訣ともいえます。
今回のDM200では、シリーズで初めてWi-Fiによる通信機能が搭載されました。「ポメラSync」と呼ばれるネットワーク機能は、入力したテキストをGmailアカウントを介してiOSの「メモ」と同期したり、Evernoteにメールで送信してアップロードするなど、クラウドを利用したアウトプットが行えます。
日本語入力ソフトはあの「ATOK」
また、パソコンやスマホ向けにリリースされている、日本語入力ソフト「ATOK」が搭載されているのも大きな特徴です。「ATOK for pomera [Professional]」と名付けられたポメラ専用のATOKは、入力誤りの修復や母音の過不足を修復するなどの入力支援処理に対応。また、パソコンからの登録単語のインポートも可能で、ATOKユーザーならばスムーズな入力環境が整っています。
ノートパソコンやタブレットなどでは、テキストを入力しながらついついネットやSNSを確認してしまいがちですが、専用機のポメラならそのような誘惑も皆無。ひたすらライティングに集中できます。テキストを作成する機会の多い方は、ぜひ新しくなったポメラをチェックしてみて下さい。