米Googleは、検索エンジンのポリシーを更新し、ユーザーが検索結果から電話番号や住所などの個人情報の削除を依頼することが可能になりました。
Google検索では、以前から銀行口座やクレジットカード番号などの情報が表示されていた場合、その削除を要請することができました。今回のポリシー変更は、その対象をさらに拡大するものです。
Googleは削除のリクエストが可能な個人情報として、以下の例をあげています。
- 米国/アルゼンチン/ブラジル/韓国/中国における個人番号
- 銀行口座番号
- クレジットカード番号
- 手書きのサインの画像
- IDドキュメントの画像
- 医療記録などの高度な個人情報、制限事項、公的記録
- 個人の連絡情報(住所、電話番号、電子メールアドレス)
- 機密性の高いログイン情報
ユーザーからリクエストに対して、Googleは「すべてのクエリについて、提出された URL を削除する」「名前が含まれるクエリについてのみ、URL を削除する」「状況によってはリクエストを却下する」などの対応を取るとのこと。
ユーザーがこのような個人情報の削除を依頼した場合、最初にGoogleが行うのは審査。つまり、要請があれば必ず削除するというわけではないのです。例えば、政治家が公文書に記載された事務所の電話番号を削除することはできません。
Googleに対する個人情報の削除の手続きについては、こちらから確認することができます。もしインターネットで偶然自分の個人情報を見かけたり、悪意のある晒し行為に遭遇したりした際は、削除を要請してみてはいかがでしょうか?
Source: Google