米Googleは自社の広告表示に関する機能を拡張し、ダイエット(減量)やデート、妊娠/育児関連の広告がユーザーによる設定で減らせるようになりました。
Googleの広告は、検索結果やYouTubeの動画中にも表示されます。これらの広告はユーザーの指向などにあわせて表示されるのですが、正直見たくない種類の広告があるのも確かです。
これまでGoogleは「デリケートな広告カテゴリ」として、アルコールやギャンブルに関する広告表示を減らすことが可能でした。そして今回、この設定がダイエットや妊娠/育児、デートへと拡張されました。また、過去に表示を制限したカテゴリーを許可することも可能です。
ただし、これによって表示を制限した広告が完全に表示されなくなるわけではありません。たとえば航空会社の広告にシャンパンを飲んでいる人が現れたり、あるいはビールメーカーからのスポーツファンをターゲットにした関連広告として、表示されたりすることがありうると指摘されています。
Googleで広告プライバシー部門のグループ製品マネージャーをつとめるカーリン・ヘネシー氏は海外メディアのThe Vergeに対し、「ユーザーのフィードバックに耳を傾け、将来的にこの機能をどのカテゴリに拡張すかを研究しつづける」と伝えています。
見たくないカテゴリの広告を簡単に減らすことができる、Googleによる広告制限機能の拡張。今後もさらに、ユーザーが選択できるカテゴリの種類が増えることに期待したいものです。