動画配信サービスのTikTokは、クリエイターと利益を共有する新広告プログラム「Pulse」を発表しました。
短時間のショート動画が次々とスワイプ動作で閲覧できることで、人気となっているTikTok。同プラットフォームでの広告としては、外部の広告主が費用を払い出稿する「TikTok Ads」が展開されています。
一方で今回発表されたPulseは、TikTokがインフルエンサーやパブリッシャー、著名な一般人と広告収入を50%/50%の割合にて共有する仕組み。これは、クリエイターの動画に続き特定の広告が再生された場合に適応されます。
同様の収益を分割するシステムはインスタグラムも採用しており、こちらではクリエイターが55%の収益を得ることができます。
Pulseは少なくとも10万人フォロワーを持つクリエイターを対象に、今年6月にもアメリカにてサービスが開始されます。また秋には、他の国にも対象が広げられます。
クリエイターにも利益が分割されるPulseでは、動画投稿をさらに促すことに繋がります。またTikTokとしても収益を得られるだけでなく、人気のクリエイターが他のプラットフォームに移るのを防ぐことができます。日本での導入時期はまだ決まっていませんが、近いうちに我々もPulseの広告を目にすることになりそうです。
Source: The Verge