米メタ(旧フェイスブック)は今週から、ユーザーが自分のプロフィールにNFTアイコンを表示できるようになると発表しました。
NFTとは(non-fungible token:非代替性トークン)の略で、画像や動画、音声といったデジタルファイルを代替不可能なデータとして、ブロックチェーンに記録する技術です。すでに米ツイッターでも、自分のプロフィールにNFTアイコンを設定することができます。
Mark Zuckerberg just announced that we’re testing digital collectibles for creators and collectors to showcase NFTs on Instagram. NFTs allow creators to take control over their work, fanbase and income. Oh and they ✨shimmer✨https://t.co/gwCW0CiR3M pic.twitter.com/wraSdWvgLf
— Meta Newsroom (@MetaNewsroom) May 9, 2022
今回インスタグラムで利用できるようになったNFTアイコンは、フィードやストーリー、メッセージにて共有されます。対応するサードパーティーウォレットはRainbow、MetaMask、Trust Walletで、Coinbase、Dapper、Phantomのサポートも後日追加されます。
メタでCEOを務めるマーク・バッカーザーグ氏によれば、インスタグラムでのNFTの導入はこれだけでは終わらず、フェイスブックやMessenger、WhatsAppにも対象を広げることが検討されているとのこと。さらにインスタグラムのストーリーでは、AR(拡張現実)を利用し3DのNFTアイコンを表示するなどのアイデアも語られています。
仮想現実を活用した新たなコミュニケーション手段となる「メタバース」から社名を取り、NFTへの働きかけをすすめるメタ。NFT自体の需要が下がっているという気になる報道もありますが、今回のインスタグラムのNFT対応が人気の火付け役となるのかもしれません。
Source: メタ / Twitter via Engadget