米グーグルは開発者向けイベント「Google I/O」の開催にあわせ、次期モバイル向けOSのベータ版「Android 13 Beta2」の配布を開始しました。
年内の正式リリースが予定されている、Android 13。その特徴は、プライバシーとセキュリティの向上がメインとなっています。また「Android 12」から採用された、壁紙の色をインターフェイスに反映する「ダイナミックカラー」も、さらに拡張される予定です。
具体的には、Android 13ではアプリがアクセスできるファイルを「写真とビデオ」や「音楽とオーディオ」など、細かく設定可能に。さらに、アプリからの通知や位置情報の取得もユーザーによる詳細なコントロールが可能です。
そして今回のAndroid 13 Beta2では、バッテリーウィジェットの表示が改善。また、「バッテリーセーバー」の最小設定が5%から10%へと変更されています。さらに「予測可能な戻るジェスチャー」として、戻るのスワイプ操作によりどの画面に移動するのかを表示することが可能になります。
一方で海外テックサイトのPhoneArenaによれば、今回のAndroid 13 Beta2は「Pixelスマートフォンにインストールすると、指紋スキャナのアイコンが大量に表示された」など、数多くのバグが存在するようです。
そもそもベータ版のOSは未知のバグを見つけ出すことも大事な役目。ですので、普段使いのスマートフォンにはインストールしないほうがよさそうです。もしインストールするのであれば自己責任になることを念頭に置きましょう。
Source: TechCrunch, 9to5Google, XDA Developers, PhoneArena