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2022/5/23 11:45

アップル27型ミニLEDディスプレイの発売が延期? 中国が影響か

アップルは3月に27型5K外付けディスプレイ「Studio Display」を発売したばかりですが、今後は27インチでミニLEDバックライトとProMotion(最大120Hzの可変リフレッシュレート)を搭載した「Studio Display Pro」を発売予定だと噂されてきました。

 

もともと本製品は6月に登場すると見られていましたが、10月に延期されたとのアナリスト情報が伝えられています。

 

ディスプレイ専門サプライチェーン調査会社DSCCのアナリスト(兼CEO)Ross Young氏は、噂のミニLED搭載27インチ単体ディスプレイが10月まで延期されたとツイートしています、そもそも「6月に登場」と言い出したのもYoung氏でしたが、予想を修正したことになります。

 

Young氏いわく、この延期は新型コロナ禍により台湾Quantaの(中国)工場でロックダウンが相次いでいることが原因だそうです。それに対応して別の施設に生産を移しているために遅れるとのことです。

 

現在14インチ/16インチMacBook Pro(2021)の納期が大幅に遅れているのも、その組み立てを一手に引き受けるQuantaの上海工場がロックダウンにより操業率が大幅に落ちていることが原因と言われています。そのため、Quantaが生産拠点を上海から他の地域(重慶)に移すことを検討しているとも報じられていました

 

アップル純正のStudio Displayについては、Mac Studioなどと組み合わせることで「Hey Siri」やWebカメラも利用できて便利な反面で、最新製品としては物足りないとの声もあります。たとえば14インチおよび16インチMacBook Pro(2021)などに搭載されたミニLEDバックライト画面が、Studio Displayにはありません。

 

アップル純正の外付けミニLED搭載ディスプレイとしては、すでにPro Display XDRが販売中です。が、価格は58万円以上~(税込)であり、買い求めやすい製品とは言えません。「Studio Displya XDR」が本当に発売されるのであれば、高くともその半額程度がユーザーから期待されそうです。

Source:Ross Young(Twitter)
via:9to5Mac