米GoogleはChromeからアクセスするときに限り、クラウドストレージ「Google ドライブ」のファイルをカットやコピー、ペーストするためにキーボードショートカットを使えるようになったと発表しました。
今後はWindowsのエクスプローラーやMacのFinerと同じように「Ctrl+(特定のキー)」あるいは「⌘+(特定のキー)」により、これらのファイル操作が行えます。
これまでWeb版のGoogle ドライブでは、アイテムの選択や移動などにキーボードショートカットが提供されていたものの、なぜかクリップボード(カットやコピー、ペースト)関連の操作はできませんでした。
今回ようやく、Windowsではコピーであれば「Ctrl + C」(Macは「⌘ + C」/以下Ctrlと⌘を読み替えてください)、カットは「Ctrl + X」、ペーストは「Ctrl + V」 がサポートされたことで、より少ないクリック数で1つまたは複数のファイルをコピーあるいは移動が可能になりました。この操作は複数のChromeタブにまたがって出来るため、直感的にも操作がしやすいと思われます。
ファイルをコピーする際には「ファイルへのリンクとそのファイル名」も取得でき、それらを文書や電子メールにも貼り付けられます。またファイルをコピーするときに「Shift + V」を押すと、重複ファイルを作ることなく、複数の場所にファイルのショートカットだけを置くことができます。
加えて、「Ctrl + Enter」により新たなタブを開き、そこでファイルやフォルダを表示できるようになりました。これにより2つのタブを用意して、フォルダ間でファイルを移動したり整理したりする作業が簡単になると思われます。
なお、このアップデートは26日からロールアウト形式(徐々に更新が広まる)で行われ、機能が有効になるまでには1~3日かかるとのことです。WindowsやMacで慣れ親しんだキーボードショートカットがChrome+Google ドライブでも使えるようになれば、仕事もスムーズにしやすくなりそうです。
Source:Google
via:MacRumors