米アップルが、Apple Watchにおける心房細動の履歴機能を利用する許可をFDA(米国食品医薬品局)から取得していたことが、海外メディアのMyHealthyAppleの報道により判明しました。
現在のApple Watchでは、不規則な心拍の通知機能が搭載されています。これは時々心臓の鼓動を確認し、心房細動を示唆する不規則な心拍リズムがないかどうかをチェックする、というもの。これにより、不整脈のリスクを前もって知ることが可能になります。
MyHealthyAppleによれば、今回のFDA認証(510(K))はまさにWWDC22のイベント直前となる、現地時間6月6日の月曜日に公開されました。これによりApple WatchはECG(心電図)アプリの機能として、心房細動の履歴を記録することができるようになります。
このようなApple Watch(あるいは「watchOS 9」)における心房細動の履歴機能の追加は、以前にBloombergによっても報じられていました。報道によればこの機能は「Afib burden detection」と名付けられ、通常だと14日間にわたってデータを収集し、心房細動の頻度を監視することができます。
今まさに開幕しようとしているWWDC22では、先述のwatchOS 9に関する詳細も発表されるはず。そのアップデートのうちの一つが、この心房細動の履歴機能なのかもしれません。
Source: MyHealthyApple via 9to5Mac