米アップルは開発者向け会議「WWDC22」にて、「新型MacBook Air」を発表しました。本体デザインからプロセッサーまでを一新した、まさにフルモデルチェンジとなっています。
新型MacBook Airの最大の変更点は、デザインを完全に刷新したこと。本体はよりフラットな形状となり、薄さ11.3mmで重量2.7ポンド(約1.24kg)と、従来モデルから体積を20%も削減。本体カラーとしてはシルバー、スペースグレイ、スターライト、ミッドナイトがラインナップされています。
プロセッサーは新型の「M2チップ」を採用。「M1チップ」とくらべ、Adobe Photoshopを使用するような画像フィルターとエフェクトで20%高速化されています。また、米インテルのプロセッサーを搭載したMacBook Airからは5倍の性能向上です。さらに、本体はファンレスの静音設計となっています。
ディスプレイには13.6インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載。最大500ニトの明るさを実現しています。またフロントカメラを「ノッチ」に収めることで、ベゼルが狭くなりました。このフロントカメラも、2倍の解像度と低照度性能を持つ新しい1080pカメラに刷新されています。
音質まわりでは、4スピーカーと3つのマイクアレイが、キーボードとディスプレイ間に統合。そのキーボードには引き続き、指紋認証機能「Touch ID」が搭載されています。本体側面には、マグネット式の充電ポート「MagSafe」を採用。そのほかの外部ポートはThunderboltを2個と、イヤホンジャックを備えています。
バッテリー駆動時間としては、ビデオ再生なら最大18時間が可能。また2個のUSB-Cポートを備えたコンパクトな電源アダプターも登場しました。このうち、67Wの電源アダプターを利用した場合、30分で50%まで急速充電できます。
M2チップ搭載の新型MacBook Airの価格は16万4800円(税込)からで、来月より販売を開始。一方で、M1チップ搭載のMacBook Ariも13万4800円(税込)にて販売が続けられます。
Source: MacRumors