米グーグルは自社スマートフォン「Pixelシリーズ」に対する、定期的な機能アップデートの配信を開始しました。
グーグルはPixelスマートフォンに対して「Feature Drop」として、定期的に新しい機能を提供しています。4月のFeature Dropでは、ワイヤレスアクセサリからの充電パフォーマンスの向上や、カメラ関連の問題の修正が行われました。
今回のFeature Dropでは、まずPixelスマートフォンのウィジェットこと「At a Glance」が強化。スマートドアベル「Nest Doorbell」からの撮影動画をロック画面に直接表示することができます。これにより、誰が来訪したのかを知るために通知を開く必要がなくなります。また将来的にはスマートフォンのフラッシュをオフにするように通知したり、空気汚染に関するアラート機能も追加されます。
興味深い新機能としては、音楽アプリ「Pocket Operator for Pixel」があります。これは音を重ねたり視覚効果をくわえてビートやパターンを作成し、ビデオコンテンツをリミックスできるアプリ。その設計には、シンセサイザーなどを開発しているTeenage Engineeringが協力しています。
さらに、Pixelスマートフォンへと保存されたワクチンカードへのアクセスも改善。ホームスクリーンにワクチンカードのスクリーンショットを表示する、新しいオプションが追加されます。また難聴者のために重要な音を増幅する会話モードや、プライド月間にむけた3種類のLGBTQ+壁紙なども含まれています。
今回のFeature Dropは「Pixel 4」以降のPixelシリーズに対して、配信が行われます。音楽アプリの追加とは若干意表を突かれた感じもありますが、それだけPixelスマートフォンが安定してきたということを意味しているのかもしれません。
Source: The Verge