ウクライナやロシアにて広く利用されているメッセージサービスのTelegram(テレグラム)は、有料プラン「Telegram Premium」を今月導入すると発表しました。
2013年にサービスが始まり、スマートフォンやパソコンなど幅広い環境で利用できるTelegram。その特徴は匿名性の高さや、柔軟なファイルの送信機能などがあります。これまで、すべての機能が無料にて提供されてきました。
Telegram創設者のPavel Durov氏の投稿によれば、Telegram Premiumは高いサーバー費用をまかなうために導入されます。有料ユーザーは「さらなるスピードとより多くのリソース」が提供されるとのこと。さらに、特大サイズのファイルを送信できるようになったり、新機能を最初に試したりすることができます。
一方で無料ユーザーに新たな制限が設けられるということもありません。有料ユーザーが送信した文章やリアクション、ステッカーなども、引き続き閲覧することができます。
これまで、Telegramは公開チャンネル向けのプライバシーに焦点をあてた、広告を展開していました。しかしDurov氏は「資金はユーザーによって調達されるべきだ」とも語っており、今後Telegramの運営は新たな曲面を迎えることになりそうです。