米マイクロソフトが今年4月に発表した、Windows 11のエクスプローラーへのタブ機能の統合。こちらの機能がWindows 11のインサイダープレビュー(ベータ)版に登場したことから、そのリリースが近づいていることを、海外テックサイトのThe Vergeが報じています。
Windows 11のエクスプローラーのタブ機能では、ウィンドウ上部にタブを配置することで、1つのウィンドウから異なるフォルダーへと素早く移動したり、あるいはファイルやフォルダのコピーが簡単に行なえます。またそれにともない、ウィンドウ上部の「リボン」が廃止されます。
今回リリースされたWindows 11のインサイダープレビュー(Build 22621.160)では、上記のタブ機能がエクスプローラーに統合されています。もともとエクスプローラーのタブ機能は、Windows 10にて「Sets」という名称で4年前にテストされていたもの。しかしWindows 10では、同機能が正式にリリースされることはありませんでした。
The Vergeによれば、現段階でインサイダープレビュー版にエクスプローラーのタブ機能が搭載されたことから、数カ月後には正式にリリースされる可能性が高いとのこと。また今後は、リリースプレビューにて機能が搭載される流れとなります。
実はmacOSのエクスプローラーこと「ファインダー」では、昔から実装されていたタブ機能。複数のウィンドウを開かずともファイルやフォルダの移動が可能となる同機能は、Windows 11ユーザーにも広く歓迎されるものとなりそうです。