デジタル
Apple
2022/6/16 18:45

約20%の高速化は本当だった!「M2」の性能がベンチマークテストで明らかに

新型プロセッサ「M2」を搭載した13インチMacBook Proは、6月17日午後9時から注文受付が始まります。つまり記事執筆時点では、アップルに選ばれたレビュアーや開発者以外の一般ユーザーは誰も持っていません。

↑実際どれほどパワーアップしている?

 

そんななか、本製品のベンチマークと称されるデータが定番テストアプリGeekbenchの公式集計サイトGeekbench Browserに出現し、実際にM2チップがどれほどの性能を持つかが明らかになりました。

 

このベンチマーク結果によれば、M2チップのシングルコアスコアは1919で、M1 13インチMacBook Proのスコア1707よりも約12%速くなっています。また、M2のマルチコアスコアは8928であり、M1モデルの7419から約20%アップしていると確認できます。

アップルはM2チップがM1チップよりも最大18%高速化したとアピールしていたので、看板に偽りないことが証明されました。もっともM1のクロック数が3.2GHzに対してM2は3.49GHzで動作しているため、「ほぼクロック数の比率通り」とは言えそうです。

 

さらに、グラフィック性能に関わるMetalベンチマークでは、M2チップは30627を記録しており、M1の21001から大幅に改善。M1チップのGPUは最大8コアに対して、M2チップは最大10コアですが、コア数が増えた以上にパワーアップしている模様です。

 

M2を搭載した13インチMacBook Proは(記事執筆時点では)まもなく注文できますが、新MacBook Airの注文受付がいつ始まるかは明らかになっていません。14インチ/16インチMacBook Proの納期は、生産拠点である中国・上海がロックダウンしたため遅れていますが、MacBook Airはそうならないよう祈りたいところです。

 

Source:Geekbench Browser
via:MacRumors