複数メーカーからの投入が期待されている、ゲーム体験を高めるべく設計されたノートパソコン「ゲーミングChromebook」。こちらについて、「Stadia」や「GeForce Now」といったクラウドゲームサービスに注力したものになるとの情報が、海外テックサイトの9to5Googleによって伝えられています。
もともと教育市場などをターゲットにした、廉価でシンプルな設計のChromebook。しかし今年はじめには、RGB発光が可能なキーボードを搭載したゲーミングChromebookが、HP(ヒューレット・パッカード)やレノボなどのメーカーに開発されていることを、9to5Googleが報告していたのです。
今回の報道によれば、Googleはメーカーが特定の製品を「Cloud Gaming Device」として区別できる仕組みについて取り組んでいます。そしてCloud Gaming Deviceに該当するChromebookでは、「Cloud Gaming Partner Platform」というアプリケーションがバンドルされ、GeForce Nowへのショートカットとして利用できるのです。
さらに、すでにChromebookのサポートが正式に開始されたStadiaも、ゲーミングChromebookではGeForce Nowとともに、画面下部の「シェルフ」に固定表示される予定です。また、ゲーミングChromebookをセットアップするときには、ChromeOSの「Explore」アプリから、プレイするゲームを探すことができます。
というわけで、ハードウェアから搭載ソフトウェアまで、ゲーム仕様にガッツリカスタマイズされるであろうゲーミングChromebook。クラウドサービスを利用することで、廉価に高品質なゲームが遊べるプラットフォームとして、注目されることになるかもしれません。
Source: 9to5Google