中国シャオミは新型ハイエンドスマートフォン「Xiaomi 12S Ultra」を海外発表しました。ライカブランドのカメラと、ソニー製の新型1インチセンサーの搭載が特徴です。
Xiaomi 12S Ultraで注目したいのは、なんといってもライカと提携したカメラシステム。1インチ/5030万画素のソニー製イメージセンサー「IMX989」をメインカメラに搭載し、(Sony Xperia Pro-Iとは異なり)クロッピングせずに1インチセンサーの全域にて撮影が可能です。そのほかにも、背面に1/2インチ/4800万画素広角カメラ+1/2インチ/4800万画素望遠カメラ、フロントに3200万画素カメラを搭載しています。
これらのイメージセンサーに、ライカブランドレンズ「Leica Summicron 1:1.9-4.1 / 13-120 ASPHカメラシステム」が組み合わされています。こちらには、レンズのまぶしさを軽減し、レンズ間の画質を統一させるためのコーティングを実施。カメラアプリでは、ライカのフィルターやフォトスタイルが利用可能です。さらに動画撮影では、Dolby Vision HDRでの撮影(最大4K解像度/60fps)が利用できます。
スペックに目を向けると、画面は6.73インチ/3200 x 1440ドット/120Hz駆動でプロセッサはSnapdragon 8+ Gen 1、RAMは最大12GBで内蔵ストレージは最大512GB。バッテリー容量は4860mAhで、Xiaomi Surgeチップを2基搭載することで67Wの高速有線充電、50Wの高速無線充電、10Wのリバース無線充電が利用できます。また、IP68の防塵・防水性能も達成。本体上部の赤外線リモコンポートからは、家電の操作も可能です。
Xiaomi 12S Ultraは中国にて予約が開始されており、7月6日から発売予定。価格はRAM 8GB/256GB内蔵ストレージモデルで5999元(約12万円)からとなっています。カメラスペックをとことん突き詰めた本スマートフォン、日本を含む国際展開にぜひ期待したいものです。