NECは7月7日、ビジネス・教育向けPC「VersaPro」シリーズおよび「Mate」シリーズを発売しました。ラインナップは、13.3型のモバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVB」、15.6型のスタンダードノートPC「VersaPro タイプVD/VX/VA」、デスクトップPC「MateタイプME/MB/MA/ML/MC」をそろえ、合計で9タイプ33モデルとなっています。
NECでは、今後オフィスと在宅ワークを使い分ける働き方が加速すると推測しています。その中で、多様な働き方を支援し、ハイブリッドワークの課題を解決するために提供するのが、今回の新製品とのこと。モバイル性を追求するモデルや、セキュリティや利便性を向上させたモデルがラインナップされています。
スペック面において、新製品はいずれも、第12世代インテル Core プロセッサーおよび、高速なデータ転送が可能なLPDDR5規格のメモリーを搭載しています。
13.3型のVersaPro UltraLite タイプVBは、インターフェイスにThunderbolt 4対応のUSB Type-Cを2ポート、USB 3.2 Gen1 Type-Aを2ポート搭載。USB Type-Cはケーブル1本で充電しながら外部ディスプレイに映像を出力できるので、効率よく作業できるとしています。また、インテル Core i5-1245U プロセッサー搭載モデルは、インテルvPro プラットフォームに対応するほか、マイクロソフトが提唱するセキュリティ要件「Secured-Core PC」にも対応しています。
15.6型のVersaPro タイプVD/VX/VAは、従来モデルと同じ画面サイズながら、ディスプレイの左右ベゼルを狭くする新設計を採用。これにより本体サイズを小型化しています。また、これまで同社のモバイルノートPCに搭載されていた、オンライン会議などの音質を向上させる「ヤマハ製AudioEngine」を搭載。オフィスにおいても、周囲の音を気にすることなくオンライン会議が可能です。
なお、VersaPro タイプVD/VX/VAも、新たにインテルvPro EssentialsやマイクロソフトのSecured-Core PCに対応し、セキュリティの向上を図っています。
デスクトップタイプのMateタイプME/MB/MA/ML/MCは、インテルvPro Essentialsに対応しているうえに、全モデルでBIOS改ざんの検知や自己回復をするBIOS自己回復機能も搭載。セキュアなモデルとなっています。また、スリムタワーモデル「Mate タイプME/MB」では、マルチディスプレイ表示を従来の最大3画面から最大6画面までに対応できるよう強化し、利便性を向上させたとのこと。
販売価格と出荷開始時期は下記のとおりです。