米マイクロソフトは13日(現地時間)、Windows 11向けの「メディアプレイヤー」をアップデートし、CDがリッピングできるようになると発表しました。Windows 11 Insider ProgramのDevチャネルにて、バージョン11.2206.30.0として配布が始まっています。
Windows 11用メディアプレイヤーでは3月に、CD再生のサポートも導入されています。最新のアップデートでは、そこにCDリッピング機能も加わった形です。
今回のバージョンでサポートされている形式はAAC、WMA、FLAC、ALACとなっています。ニッチな新機能ではありますが、SpotifyやApple Musicなど音楽ストリーミングが普及したいまとなっても、CDでしか聴けない音源は意外とあったりします。
また配信サービスは何らかの事情である楽曲を配信停止にする、あるいはサービスが終了する可能性もあるため、ユーザーが「所有権を持てる」CDを買って、自分でリッピングする意義はこれから増していくのかもしれません。
このほかカメラアプリ(バージョン2022.2206.2.0)はWindows 11に合わせてUIが一新され、QRコードやバーコードのスキャンにも対応しました。
ここでいうDevチャネルは、Windowsの最新機能やアップデートをいち早く知りたいエンジニア向けの場です。そこで提供される機能はまだ実験的なもので、完成度を高めるまでに時間がかかることもありますが、便利なCDリッピング機能つきメディアプレイヤーが一般公開される日を待ちたいところです。
Source:Microsoft