2022年9月、あと1か月ほどで「iPhone 14」シリーズが発表・発売と予想されているなか、部品の1つである背面カメラレンズにヒビが入る問題が起きているとの噂が伝えられています。
アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、iPhone 14のリアカメラ用レンズで品質管理の問題が起きていることが独自の調査で判明したとツイートしています。コーティングが上手く行かずにヒビが入っているそうですが、1000万個のレンズの発注先を別のサプライヤーに切り替えることで、その影響は無視できるとも述べています。
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One more quality issue. My latest survey indicates one of Genius's iPhone 14 rear lenses likely suffered from coating-crack (膜裂) quality issues. Apple had transferred about 10 million lens orders to Largan from Genius to avoid affecting iPhone 14 shipments. https://t.co/CsQtmHLZjy— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) July 27, 2022
ここ数か月にわたりAndroid端末は売上が苦戦している一方、iPhone 13シリーズは絶好調のため、アップルはiPhone 14向け部品の発注を増やしているとの噂話もありました。サムスンが第3四半期にiPhone 14向けディスプレイを8000万台分も用意したと伝えられており、アップルがiPhone 14は13より売れると信じているのは確実のようです。
それだけにアップルも、iPhone 14の生産に関する不安をできるかぎり除きたいはず。つい数日前も、Kuo氏はパネル(ディスプレイ)とメモリに供給上の問題があったものの、別のサプライヤーに不足分を埋めさせることで影響は限定的だと報告していました。
2022年のラインアップは、6.1インチの「iPhone 14」、6.7インチの「iPhone 14 Max(ないしPlus)」、6.1インチの「iPhone 14 Pro」および6.7インチの「iPhone 14 Pro Max」の4機種だと見られています。iPhone 13シリーズの通常価格モデルのうち、5.4インチのminiがなくなり、6.7インチのMaxに入れ替えられるというわけ。
数か月前にもiPhone 14 Maxの生産が3週間遅れているとの噂もありましたが、その後は続報もないことから、無事に解決したのかもしれません。アップルにとってもiPhoneは有りがたいドル箱のため、発売の遅れや品不足を避けることに全力を注いでいるようです。
Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:MacRumors