韓国サムスンは修理業者の米iFixitと提携し、Galaxyスマートフォンの純正の修理用パーツの販売を開始しました。
今年4月に発表されていた、サムスンとiFixitとの提携による純正修理用パーツの販売計画。また消費者によるガジェットを修理する権限の主張をうけて、マイクロソフトやグーグルもiFixitからの純正修理部品の販売を開始しています。
今回の修理パーツ販売の対象となるのは、「Galaxy S20シリーズ」「Galaxy S21シリーズ」「Galaxy Tab S7+」となります。パーツには修理用のガイドも含まれており、ユーザーが修理店や公式サポートに頼らずとも、自宅でデバイスを修理できるようになっています。またサムスンはiFixitと並行して、アメリカの直営店「Samsung 837」でも修理パーツを販売する予定です。
販売パーツとしては、ディスプレイやガラス製の背面パーツ、充電ポートなどが用意されています。またディスプレイ交換キットには返却用の箱が付属し、壊れた部品をリサイクルすることもできます。なお、現時点ではバッテリー部品の販売は発表されていません。
今回発表されたプログラムはサムスンが販売する製品の一部でしかなく、また需要が多いバッテリー部品も販売されていません。しかし今後も純正修理部品の販売が拡大することで、ユーザーがお気に入りの製品を手放さなくても、すぐに修理して使えるようになることが期待されます。
Source: iFixit via 9to5Google