今年の秋には新型Apple Watchが3種類用意され、通常モデルやお手ごろ価格モデルのほか、頑丈かつ高価な「Pro」モデルが登場すると噂されています。おそらく9月に発表・発売されると見られていますが、それを前にして現行のApple Watch Series 7 Edition(高級モデル)が米国などいくつかの国で売り切れとなっています。
米MacRumorsの調べによると、Apple Watch Series 7 Editionは大半のモデルが完売しているようです。米国、カナダ、英国でも入手できず、辛うじて45mm版の一部は残っているとのこと。日本でも41mmモデルは注文できなくなっています。
実際に注文ページでEdition版の構成を選ぼうとすると、41mmをチョイスした時点で「配送:現在注文できません」「受取日:店頭での受け取りは現在ご利用できません」と表示されます。つまりアップルのオンラインストアにも、直営店にも在庫がなくて売り切れというわけです。
こうした現象が、あと1か月で新モデルの登場を控えている(と思われている)なかだけに、何らかの前ぶれと憶測を呼んでいる次第です。
ちなみにApple Watch Editionとは、筐体にチタンを使った高級モデルのこと。以前はゴールドとセラミックも用意されていましたが、いまではチタンのみとなり、年々バリエーションが減ってきています。通常モデルよりは数万円ほどお高めではありますが、ハードウェアの中味はその他モデルとまったく同じです。
そして「Apple Watch Pro」は、通常モデルより画面がデカくて頑丈なエクストリームスポーツ向けと予想されています。そしてケースには「アルミニウムではない」高級感ある金属が使われるとの説もあります。
それだけリッチな作りのため、お値段もプレミアム感が溢れているはず。およそ900~999ドル、つまり「iPhone 13 Proとほぼ同じ」価格になるとの見方もあり 、Editionの「高級モデル」の立ち位置に取って代わっても不思議ではありません。
スマートウォッチとしては高過ぎとも思えますが、たとえ10万円を超えたとしても高級な腕時計よりは安く、スイスの時計業界が脅威を感じているとの調査もありました。Apple Watch Proは、健康管理しながら登山やダイビングを楽しみたいお金持ちに大人気となるのかもしれません。
Source:MacRumors