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2022/8/18 12:10

iPhoneへの乗り換えを検討してるAndroidユーザー、49%が「iOS 16」に期待?

スマートフォン市場ではiPhoneとAndroid製品の競争が繰り広げられていますが、それぞれのユーザーが他方に乗り換えることも珍しくないはず。最近の調査によると、iPhoneへの乗り換えを検討しているAndroidユーザーのうちの49%が、その理由としてiPhoneのセキュリティとプライバシー保護が優れている点を挙げているそうです。

セキュリティ機能が優れているのは……

 

米Beyond Identityが1003人の米国人を対象にスマートフォンのセキュリティ習慣や意識について調査を行ったところ、iPhoneユーザーの76%がiOSのほうが安全に感じていると回答。しかし同様に、Androidユーザーの74%もAndroidのほうが安全だと答えています。

 

興味深いのは、iPhoneへの乗り換えを検討していると回答したAndroidユーザーの中には、セキュリティ機能のアップデートを理由に挙げている層がいること。先ほどの「7割以上のAndroidユーザーが安全だと感じている」とは矛盾しているようですが、要は次期iOS 16でセキュリティがさらに強化されるため、買い替えるときはiPhoneにしたい人が多いと見られます。

 

今回の調査によると、iPhoneへの乗り換えを検討していると回答したAndroidユーザーの33%が乗り換えを検討するきっかけにiOS 16を挙げているそう。iOS 16ではデバイスの守りが強固になり、国家支援型スパイウェアさえも防げる「ロックダウンモード」の導入が予定されています。

 

一方、同じ調査では、iOSとAndroidスマホの中で最も安心して使えるという回答が集まったのは、iPhone 13 Pro MaxとサムスンのGalaxy S22 Ultraでした。加えて、「これまで使ったスマートフォンの中で最も安全だ」と答えたiPhone 13ユーザーの割合が、Galaxy S22 Ultra含めて他のスマホの倍以上だったそう。

 

この調査では、iPhoneユーザーは、携帯電話のロックを解除する際に4桁のピンよりも6桁のピンを選択する傾向があるなど、デジタル・セーフティに関してもより積極的であることが明らかになりました。ほかにも、位置情報の追跡を警戒したり、顔認証を使う傾向があったり。アップルが長年にわたり強調してきた「プライバシーとセキュリティ重視と言えばiPhone」という言説が定着してきたのかもしれません。

 

Source:Beyond Identity
via:9to5Mac

 

●お詫びと訂正
初出時、記事タイトルを『「iOS 16」のセキュリティにそそられる! 米国Androidユーザーの49%がiPhoneへの乗り換えを検討』と、「米国内Androidユーザーの49%がiPhoneへの乗り換えを検討」という主旨で配信していました。また、本文内においても「Androidユーザーの49%が、セキュリティとプライバシー保護が優れているという理由で、iPhoneへの乗り換えを検討している」という旨を記載。
この事実に関しましては誤りであり、情報元のアンケート調査では正しくは「iPhoneへの乗り換えを検討しているAndroidユーザーの49%が、セキュリティとプライバシー保護が優れているという理由を挙げている」という結果が挙げられています。
 
9月7日時点で上記の内容に則したタイトル、内容に適宜変更させて頂きました。
編集部による調査不足により、事実と異なる内容を記載、読者の皆様および関係者の皆様にご迷惑をおかけしたこと深くお詫び申し上げます。