米グーグルはYouTubeの公式ブログにて、ショート動画プラットフォーム「YouTube ショート(YouTube Shorts)」から動画をダウンロードすると、ウォーターマーク(透かし)が入ることを案内しています。
YouTube ショートは、スマートフォンに最適化された縦長動画を共有するプラットフォームです。日本では、2021年7月からサービスが開始しています。現在動画プラットフォームでは、縦長のショート動画で一大ブームを起こした「TikTok」が急速にシェアを伸ばしており、YouTube ショートやInstagram(インスタグラム)の「リール(Reels)」はそれに対抗するものです。
グーグルはYouTube ショートにウォーターマークを入れる理由として、「視聴者は複数のプラットフォームで共有されているコンテンツが、YouTube ショートで見られることを確認できるようになります」と述べています。つまり、自社サービスにアクセスを誘導したいというのが、その狙いのようです。
なおTikTokでは、以前からダウンロードした動画にはウォーターマークが入っていました。またInstagramを運営する米メタ(旧フェイスブック)は、「今後は(他プラットフォームの転載ではなく)オリジナルコンテンツを優遇する」と述べるなど、その競争はますます激しくなっています。
YouTube ショートへのウォーターマークの追加は、デスクトップ向けは数週間以内に、そしてモバイル向けでも数か月のうちにローンチされる予定です。もしウォーターマークが入っていない動画をダウンロードしたい場合には、今のうちにどうぞ。
Source: YouTube Help via The Verge