米ネットフリックスが導入を予定している「広告付きの廉価プラン」について、動画のダウンロードができない可能性を、開発者のSteve Moser氏が報告しています。
今年4月の決算発表にて、10年ぶりに会員が減少したことを報告したネットフリックス。同社の株価も大幅に下落する中、さらなる会員獲得と財務体質の改善のために発表されたのが、「広告付きの廉価プラン」と「アカウント共有への課金」でした。なおネットフリックスは現時点ではどのプランでも、動画をダウンロードしオフラインにて楽しむことができます。
今回の情報を提供したMoser氏は、iOS版アプリの内部から「広告付きネットフリックスを除くすべてのプランで利用可能なダウンロード」という気になる文字列を発見しました。これを言葉どおりにとらえれば、広告付きプランではダウンロード機能が利用できない、ということになります。
一方でネットフリックスは、広告付きプランで動画のダウンロードができるかどうかについては、明言していません。海外テックサイトのTechCurnchにたいしては、「我々はまだ、低価格の広告付きオプションをどのように立ち上げるかを決定する初期段階であり、何の決定も下していません。現時点での報道は、すべて憶測にすぎません」。
今年7月の決算発表会にてネットフリックスは、「広告付き廉価プランでは全ての映画や番組がみられるわけではありません」と明かしました。もしかするとダウンロード機能に関しても、なんらかのライセンス的な制限があるのかもしれません。
Source: The Tape Drive with Steve Moser via Engadget