サムスンの新型折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip4」は前モデルからの大幅な改良が期待され、それを裏付けるように公式の宣伝も発信されています。では、どういった点が変更されているのか? その内部設計を探るため、分解した動画が公開されています。
この動画は、新型スマートフォンの分解でおなじみのYouTubeチャンネルPBK Reviewsが公開したものです。グーグルのPixel 6aについても、発売前にどこかから入手してバラし、バッテリーが交換しやすそうだとコメントしていました。
さて今回のビデオは、もっぱら「修理しやすいかどうか」に焦点を当てています。この点については、Galaxy Z Flip4はFlip 3同じように分解も簡単で修理もしやすそうです。本製品は見かけと同じく内部についても前モデルから大きな変更はないことが明らかとされています。
ただし、内蔵バッテリーは2つに分かれており、取り外しには多少の注意が必要で、接着剤を柔らかくするためにイソプロピルアルコールが使われています。また大きい方のバッテリーは他の部品の下に入り込んでいるため、取り出すためにはかなり苦労しているようです。
そして前モデルと同じく、Galaxy Z Flip4の折りたたみディスプレイも繊細な作りで、取り扱いには細心の注意が求められます。
そうして各種部品を外してから見えてくる内部アーキテクチャは、Galaxy Z Flip3とわずかな違いしかありません。その1つはバッテリーのコネクタが反対側に移され、カメラ下にあるメイン基板と連動するようになったことです。
また、新モデルのミリ波5Gアンテナは2本から1本に減らされていますが、空いたスペースは使われないまま。これらの違いを除けば、前モデルとハードウェアは似通っており、修理しやすさの評価も変わらないようです。
サムスンの発表でもディスプレイの解像度などは前機種と変わらず、プロセッサーやカメラのセンサー、バッテリーを増量したことが強調されていました。つまりはマイナーチェンジということですが、それだけ前のGalaxy Z Flip3の完成度が高かったのかもしれません。
Source:PBK Reviews
via:Gizmochina