米グーグルの第3世代の独自プロセッサー「Tensor 3(仮称)」を韓国サムスンが開発しているとの情報を、海外テックサイトのGalaxy Clubが報じています。
Tensorシリーズはグーグルの「Pixel 6/7」に搭載されているプロセッサーで、AI(人工知能)関連の処理を強化しているのが特徴です。ただし総合的なパフォーマンスやモデムの通信速度では、米クアルコムなどのプロセッサーに一歩劣るところがあります。
Galaxy Clubによれば、現在グーグルはサムスンと共同でTensor 3の初期テストをすすめており、そのテストボードは「Ripcurrent」と呼ばれているそう。さらに、Tensor 3の開発コードが「S5P9865」となることも報じられています。
現時点では、Tensor 3がどのような仕様や性能になるのかは判明していません。しかし先述のとおり、課題であったプロセッサーの性能や熱問題、モデム性能を向上させてくることを期待したいものです。
なおTensor 3は、例年どおりのスケジュールなら来年後半に投入されるであろう「Pixel 8(仮称)」シリーズへの搭載が期待されています。クアルコムや米アップルなど強力なライバルの多いプロセッサー業界ですが、Tensorシリーズでは人工知能処理など、「グーグルらしさ」を維持してほしいものです。
Source: Galaxy Club via 9to5Google