かつてのFacebookがMetaに改名してから約1年、同社は10月11日に2回目の「Connect」イベントを開催することを発表しました。どのようなハードウェア製品やサービスを公開するかは明かされていませんが、以前から予告していた高級ヘッドセット「Project Cambria」をお披露目するのは確実とみられています。
Meta公式アカウントは「メタバースの構築と拡張現実および仮想現実の未来を探求する1日限りのバーチャルイベント」と説明しています。今のところ予定セッションや、登壇する出演者についての情報はありません。
Last year, we shared our vision for the metaverse. Learn about where we are today, and what's coming next. Join us on October 11 for Meta Connect.
Learn more: https://t.co/JJzA4VRiYR pic.twitter.com/feQEPX0qqg
— Meta Newsroom (@MetaNewsroom) September 6, 2022
しかし、先月ザッカーバーグCEOは著名ポッドキャスターのジョー・ローガン氏の番組に出演し、そこで「10月に出る予定の次期デバイス」と公式に(?)漏らしたことで、高級ヘッドセットが発表されることは分かっています。この製品の名前は、おそらく「Meta Quest Pro」になると噂されています。
ザッカーバーグ氏は番組のなかで、新デバイスは視線と顔をトラッキングして「VR空間でアイコンタクトのようなこと」ができると述べていました。つまりユーザーの表情を追跡して「笑ったり、顔をしかめたり、口角を上げたり、どんな表情でもリアルタイムで」(VR空間での分身である)アバターに反映されるというわけです。
さらにザッカーバーグ氏は、本製品は400ドル(米国価格)のMeta Quest 2よりはるかに高価で、複合現実感のある機能を搭載すると言っていました。ちなみにMeta公式には「800ドルよりかなり高くなるはずだ」と回答したことがあり、1000ドル(約14万円)近くになる可能性もうかがわれています。
同社はメタバース関連技術に数十億ドルを投じているため、これまでの進捗と次にやって来るものを話すはず。それをVRアバターにしゃべらせるかもしれませんが、また「2002年のゲームソフトみたい」と言われないように祈りたいところです。
Source:Meta Newsroom(Twitter)
via:TechCrunch