主に関東地方でおなじみの交通系ICカード・PASMOが、9月28日からスマートフォンの支払いサービスGoogle Playに対応することになりました。これまでAndroidスマホでPASMOを使うには、モバイルPASMOアプリをインストールする必要がありましたが、今後はGoogle PayアプリだけでPASMOカードを利用できるようになります。
Google Payとは非接触型のモバイル決済のこと。NFC、おサイフケータイ(6.1.5以上)対応かつ、Android 6.0以上の対応端末で利用できますが、従来のSuica、nanaco、楽天Edy 、WAONなどの主要な電子マネーにPASMOが加わったのです。
Google Payアプリでは新規のPASMOカードを簡単に発行できるほか、モバイルPASMOアプリに登録されているPASMOカードをひも付けることができます。買い物の支払いや鉄道、バスなどの交通機関の支払いに使えるほか、Googleアカウントに保存されたクレジットカードによりチャージすることも可能。
ただし、定期券については新規購入や区間変更、払い戻しができず、継続購入のみに対応しています。新規購入や払い戻しなどは、モバイルPASMOアプリで行うことが可能。他にも、カードの移行やオートチャージに関しても、モバイルPASMOアプリのみの機能となっています。
モバイルPASMOアプリのほうができることは多いのですが、Google Payは(対応端末であれば)Androidスマートフォンに標準で入っているため、すぐに使うことができる点がメリットでしょう。なお、1台のAndroid端末で発行できるPASMOは1枚までとなっています。