2022年9月、AirPods Pro(第2世代)が発売されたばかりですが、一部のユーザーに「バッテリーを早く交換するよう」警告するバグが発生していると報じられています。
米MacRumorsのフォーラムや、大手掲示板Redditに寄せられている情報によると、AirPods ProのイヤホンやMagSafe充電ケースの残りバッテリーが少なくなると、近くにあるiPhoneなどの「探す」アプリ上に「バッテリー容量が少なくなっています。すぐにバッテリーを交換してください」との通知が表示されるそう(以下の画像を参照)。
第2世代AirPods Proでは、充電ケースにも正確な位置が検出できるU1チップが内蔵されています。これにより「探す」アプリの機能が強化されましたが、ケースも常にバッテリー残量を送信しているため、初代製品にはなかった誤動作が起きているようです。
AirPods Pro(第2世代)とMagSafe充電ケースは、どちらもバッテリーを交換することができません(分解すると元に戻せない)。そのため充電するほかないのに、「バッテリーを交換して……」と促すのは矛盾しているように思われます。
また、この警告では「AirPods Pro」ではなく「左」「右」(イヤホン)「ケース」と表示されるため、ユーザーは自分のAirPods Proに関するメッセージだとは気づきにくいそう。
この通知は、ちょうど忘れ物トラッカーAirTagのボタン電池(交換可能)が消耗したときの通知と似ているため、一説では「AirTagのファームウェアのほとんどがMagSafe充電ケースに流用されていて、同じ警告を出しているのでは?」とも推測されています。
記事執筆時点では、複数のユーザーから声が上がっているものの、不具合がどれほどの範囲で起こっているのかは不明。アップルは公式にバグの存在を認めていませんが、いずれソフトウェア・アップデートにより解決されるのかもしれません。
Source:MacRumors